クリスマスは毎年恒例の楽しみな行事です。家族や友人とパーティーをしたり、楽しみ方の色々あります。

 

でも、クリスマスについてネットで調べていると「クリスマスローズ」という植物もよくキーワードに出てくるのです。クリスマスはともかく、クリスマスローズってどんな植物なのか気になるところです。

クリスマスローズはどんな植物なのか?

▼クリスマスローズの紹介動画▼

※動画再生時、音が出ます※

 

先ずは、クリスマスロースがどんな植物なのか見ていく事にしましょう!

先ずネットでクリスマスローズと調べると、ヘレボルス(学名: Helleborus)という植物が検索されます。ヘレボルスは、キンポウゲ科クリスマスローズ属に分類される植物の総称だそうで、ヘレボラスとも呼びます。

クリスマスローズは、寒芍薬(カンシャクヤク)の和名も持っています。

「クリスマスローズ」という呼称は、ヘルボルスという植物のいくつかの種類をまとめた呼称です。日本の園芸市場では、ヘレボルス・ニゲル (Helleborus niger) 以外に、ヘレボルス・オリエンタリス (Helleborus orientalis)なども該当します。

 

クリスマスローズという名前の由来とは?

 

クリスマスローズの名前の由来は、ヨーロッパで花の少ない12月末、クリスマスの頃白い花を咲かせる事に由来しています。その為「クリスマスの頃に咲くバラ」という意味で「クリスマスローズ」というようになったそうです。

日本ではヘレボルス(h・helleborus、h・hellebores)属全体をクリスマスローズと呼んでいますが、本来の学名「Helleborus 」はギリシャ語のHelenin (殺す)とbora (食べ物)の二つの合成語から発生しています。

 

つまり「食べると死ぬ」という意味が学名に付けられています。

ヘレボルスはキリスト教と密接な関係が語り継がれています。ヘルボルスはヨーロッパ中世の頃には悪魔や悪霊といった清純な花には似つかわしくない象徴とされていた時期もあります。

 

クリスマスローズは江戸時代に日本に伝わってきた!

 

クリスマスローズは、上記でも触れたように元々はヨーロッパで観賞用に育てられていた植物です。そんなクリスマスローズがいつ頃、日本に伝わってきたかというと、その歴史は意外と古いです。

クリスマスローズニゲルが日本に伝わってきたのは江戸末期から明治初期の頃といわれています。

ヨーロッパから日本に移入された当初は、現在のように園芸上の観賞用として庭に植えたりして楽しむ植物ではなかったそうです。その当時は、薬用植物として珍重されていたそうです。

そして、下向きに咲く花の風情から、茶席の床の間に似合う茶花として飾られようになったのです。

一般にも浸透してくると「初雪おこし」と日本独特の和名を付けられ、その後に移入された無茎種の交配種は「寒芍薬」と和名をつけられて茶人達によって茶席に飾られていたのです。

クリスマスローズという、いかにもヨーロッパ原産というイメージが強い花ですが、日本の茶席にも珍重されているところが、また面白いところでもあります(^^)/

 

以上、クリスマスローズの名前の由来は?クリスマスローズはどんな植物なの?…という話でした。