この記事を書いている私ですが、現在、派遣会社の正社員ということで工場勤務をしています。勤務体系は日勤・夜勤を一週間ごとに交代というものです。交代制の勤務というのは、やはり生活のリズムが狂うというのが悩みです。

 

私も一週間ごとに睡眠時間が夜から昼、昼から夜にころころ変わると体調がおかしくなってきています。いわゆる、自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)という症状です。

この記事では自律神経失調症に効くハーブティーについて調べた内容をまとめておきます。私と同じような症状で悩まされている方の参考になればと思います。

 

自律神経失調症とは

 

自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経のバランスが乱れることで起こるさまざまな症状の総称です。交感神経と副交感神経は、内臓や血管の働きを調整する神経系です。

この神経系のバランスが崩れると、めまい、頭痛、動悸、不安、疲労感などが現れます。自律神経失調症の主な原因は、過度なストレスや生活リズムの乱れ、環境の変化などです。

自律神経失調症は、医学的に正式な病名ではなく、他の病気を除外した上で診断されることが多いです。 治療法としては、薬物療法や心理療法、自立訓練法などがあります。

自律神経失調症が心配な方は、精神科や心療内科を受診してください。

 

自律神経失調症に効くハーブティー

 

自律神経失調症の治療法としては、薬物療法や心理療法、自立訓練法などがありますが、副作用や依存性の問題もあります。

そこで、自然な方法で自律神経を整えるために、ハーブティーを飲むことをおすすめします。ハーブティーには、リラックス効果や鎮静効果、ストレス軽減効果、眠気解消効果など、自律神経に様々な効果をもたらす成分が含まれています。

この記事では、自律神経失調症に効くハーブティーの種類と、おすすめのレシピと飲み方を紹介します。自律神経失調症に悩む方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

自律神経失調症に効くハーブティーの種類

自律神経失調症に効くハーブティーは、以下のようなものがあります。

  • カモミール
  • レモンバーム
  • アッシュワガンダ
  • パッションフラワー
  • ローズマリー

それぞれのハーブティーの特徴と効果について、詳しく見ていきましょう。

 

カモミール

カモミールは、リンゴのような甘い香りとすっきりとした味が特徴のハーブティーです。カモミールには、フラボノイドやビタミンB群などの栄養素が含まれており、自律神経のリラックス効果を高める作用があるとされています。

また、アポイカリプシンという成分も含まれており、これがGABA受容体を活性化させ、自律神経のバランスを整える効果があります。

カモミールは、精神安定効果や鎮静効果があるため、不安や緊張を和らげるのに適しています。また、眠りを促す効果もあるため、不眠症に悩む方にもおすすめです。

カモミールは、キク科の植物であるため、キク科アレルギーのある方は飲むのを避けましょう。また、血液をサラサラにする効果もあるため、抗血栓薬などを飲んでいる方は医師に相談するとよいです。

 

レモンバーム

レモンバームは、レモンのような爽やかな香りとさわやかな味が特徴のハーブティーです。レモンバームには、テルペノイドやフラボノイド、ロージマリン酸などの成分が含まれており、これらの成分には、リラックス効果やストレス軽減効果があるとされています。

また、ロージマリン酸はGABA作動性の神経伝達物質を増やし、リラックス効果を高めるとされています。

レモンバームは、神経を鎮める効果があるため、不安やイライラを和らげるのに適しています。また、胃腸を整える働きもあるため、ストレスによる腹痛や消化不良にも効果的です。

レモンバームは、甲状腺機能を低下させる可能性があるため、甲状腺機能低下症の方は飲むのを避けましょう。また、妊娠中や授乳中の方は飲むのを控えたほうがよいです。

 

 

アッシュワガンダ

アッシュワガンダは、インド原産のハーブで、インドの伝統医学であるアーユルヴェーダで重要な役割を果たしてきました。アッシュワガンダには、ホルモンバランスを調整する作用があり、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を抑制するとされています。

この効果により、自律神経の乱れを改善することが期待できます。

アッシュワガンダは、ストレスを軽減するのはもちろん、免疫力を高める効果、神経を鎮める効果、抗酸化作用など多岐にわたる効果があります。 精神的な疲れに効果があるため、ストレスが原因で倦怠感を感じる方にもおすすめです。

アッシュワガンダは、血圧や血糖値を下げる効果があるため、血圧や血糖値の低い方や、それらを下げる薬を飲んでいる方は飲むのを避けましょう。また、妊娠中や授乳中の方は飲むのを控えたほうがよいです。

 

パッションフラワー

パッションフラワーは、南米原産のハーブで、美しい花を咲かせます。パッションフラワーには、クマリンやグリコシド、フラボノイドなどの成分が含まれており、これらの成分には、リラックス効果や鎮静効果があるとされて

パッションフラワーは、神経を鎮める効果があるため、不安やパニックを和らげるのに適しています。また、睡眠の質を向上させる効果もあるため、不眠症に悩む方にもおすすめです。

パッションフラワーは、催奇形性の可能性があるため、妊娠中や授乳中の方は飲むのを避けましょう。また、抗うつ薬や抗不安薬などと併用すると、副作用が増加する可能性があるため、医師に相談するとよいです。

 

ローズマリー

ローズマリーは、ヨーロッパ原産のハーブで、料理や香料としても使われます。ローズマリーには、ロズマリン酸やカルノシン酸などの成分が含まれており、これらの成分には、抗酸化作用や抗炎症作用があるとされています。

また、ローズマリーは、アセチルコリンエステラーゼという酵素の働きを阻害し、アセチルコリンという神経伝達物質の分解を抑える効果があります。これにより、記憶力や集中力を高める効果が期待できます。

ローズマリーは、脳の活性化効果があるため、疲労回復や気分の向上に適しています。また、血行を促進する効果もあるため、冷え性や肩こりにも効果的です。

ローズマリーは、子宮収縮作用があるため、妊娠中の方は飲むのを避けましょう。また、血圧を上げる効果があるため、高血圧の方や、血圧を上げる薬を飲んでいる方は医師に相談するとよいです。

 

自律神経失調症に効くハーブティーのおすすめのレシピ

 

自律神経失調症に効くハーブティーのおすすめのレシピと飲み方を紹介します。

ハーブティーは、ドライハーブやティーバッグを使ってもよいですし、生のハーブを使ってもよいです。生のハーブを使う場合は、よく洗ってから使ってください。

また、ハーブティーは、熱湯で淹れるのが一般的ですが、水出しや冷やして飲むのもおいしいです。水出しの場合は、水にハーブを入れて冷蔵庫で数時間から一晩置いておきます。冷やして飲む場合は、氷やレモンなどを加えてもよいです。

以下のレシピは、一人分の分量です。お好みで砂糖やはちみつなどを加えて甘味をつけてもよいです。

 

カモミールティー

  • カモミール 2g(ティーバッグ1個またはドライハーブ大さじ1杯)
  • 水 200ml
  1. 水を沸騰させます。
  2. カモミールをティーポットやマグカップに入れます。
  3. 熱湯を注いで、5分から10分ほど蒸らします。
  4. カモミールを取り出して、お好みで甘味を加えて飲みます。
  5. カモミールティーは、就寝前に飲むと、リラックス効果や睡眠効果が高まります。

 

レモンバームティー

  • レモンバーム 2g(ティーバッグ1個またはドライハーブ大さじ1杯)
  • 水 200ml
  • レモン汁 小さじ1杯
  1. 水を沸騰させます。
  2. レモンバームをティーポットやマグカップに入れます。
  3. 熱湯を注いで、5分から10分ほど蒸らします。
  4. レモンバームを取り出し、レモン汁とお好みで甘味を加えて飲みます。
  5. レモンバームティーは、ストレスが多い日や、胃腸の不調を感じるときに飲むとよいです。

 

アッシュワガンダティー

  • アッシュワガンダ 2g(ティーバッグ1個またはドライハーブ大さじ1杯)
  • 水 200ml
  • 牛乳 50ml
  • シナモン 少々
  1. 水を沸騰させます。
  2. アッシュワガンダをティーポットやマグカップに入れます。
  3. 熱湯を注いで、10分から15分ほど蒸らします。
  4. アッシュワガンダを取り出し、牛乳とシナモンとお好みで甘味を加えて飲みます。
  5. アッシュワガンダティーは、疲労感や倦怠感が強いときに飲むとよいです。

 

パッションフラワーティー

  • パッションフラワー 2g(ティーバッグ1個またはドライハーブ大さじ1杯)
  • 水 200ml
  1. 水を沸騰させます。
  2. パッションフラワーをティーポットやマグカップに入れます。
  3. 熱湯を注いで、5分から10分ほど蒸らします。
  4. パッションフラワーを取り出して、お好みで甘味を加えて飲みます。
  5. パッションフラワーティーは、不安やパニックが起こりやすいときや、眠りが浅いときに飲むとよいです。

 

ローズマリーティー

  • ローズマリー 2g(ティーバッグ1個またはドライハーブ大さじ1杯)
  • 水 200ml
  1. 水を沸騰させます。
  2. ローズマリーをティーポットやマグカップに入れます。
  3. 熱湯を注いで、5分から10分ほど蒸らします。
  4. ローズマリーを取り出して、お好みで甘味を加えて飲みます。
  5. ローズマリーティーは、集中力や記憶力を高める効果があるため、勉強や仕事に集中したいときや、物忘れが多いときに飲むとよいです。また、頭痛や肩こりを和らげる効果もあるため、緊張やストレスが原因で頭や肩が痛むときにも効果的です。

 

以上が、自律神経失調症に効くハーブティーの種類と、おすすめのレシピと飲み方でした。自律神経失調症に悩む方は、ぜひ試してみてください。

ハーブティーは、自然な方法で自律神経を整えるのに役立ちますが、症状が重い場合や改善しない場合は、医師に相談することを忘れないでください。

 

ハーブティーが自律神経失調症の改善に役立つ理由

 

自律神経失調症に悩む方にとって、ハーブティーは心身を癒す効果的な飲み物です。ハーブティーが自律神経失調症の改善に役立つ理由について、以下でお答えします。

自律神経とは、心臓や血管、消化器官、呼吸器官など体内のさまざまな器官を調整する神経であり、交感神経と副交感神経の2つに分かれています。交感神経はアクティブな活動時に、副交感神経は寝る時やリラックス時にそれぞれ働きます。

これらの神経は自律的に働き、我々が無意識に生きていくために必要な機能を制御しています。

自律神経が乱れる原因は、さまざまなものがあります。ストレスや不規則な生活リズムは、交感神経を優位に働かせ、自律神経のバランスを乱します。また、過剰な飲酒、喫煙、運動不足、不規則な食生活など、不健康な生活習慣も自律神経の乱れを招きます。

また、心理的な問題も自律神経の乱れの原因になります。うつ病や不安障害などの精神疾患や、過度なストレスへの対処方法が不適切な場合、交感神経が過剰に刺激され、自律神経の調整機能が機能しなくなることがあります。

加齢によっても自律神経の乱れが生じることがあります。年齢とともに、副交感神経の機能が弱まり、交感神経の優位に働くようになるためです。

これらの原因によって、自律神経が乱れると、不眠症、頭痛、胃腸の不調、体調不良などの症状が現れることがあります。

自律神経が乱れた場合は、適切な生活習慣の改善や心理カウンセリング、適切な運動や食事、睡眠の改善などが有効な対処方法です。場合によっては、医師による治療が必要なこともあります。

ハーブティーが自律神経に与える効果は、リラックス効果やストレス軽減、眠気解消など、様々なものがあります。以下では、それぞれの効果について詳しく紹介します。

リラックス効果 ハーブティーには、リラックス効果のある成分が含まれています。例えば、カモミールティーに含まれる鎮静作用のある成分をカンナビノイドと呼ばれ、それが神経系に働きかけ、リラックス効果をもたらします。

また、バレリアン根に含まれる成分も、リラックス効果をもたらします。

ストレス軽減 ストレスフルな状況に置かれると、自律神経が反応し、ストレスホルモンが分泌されます。しかし、ハーブティーに含まれる成分は、ストレスホルモンの分泌を抑制し、ストレスを軽減する働きがあります。

例えば、グリーンティーには、ストレスに対する抗ストレス効果があります3。

眠気解消 ハーブティーには、眠気を誘う成分が含まれています。

例えば、カモミールティーに含まれるグリシンは、神経を鎮め、リラックス効果を持つため、睡眠を促進します。また、ラベンダーティーに含まれるラベンダールを嗅ぐことで、心拍数が低下し、リラックス効果が得られます。

 

自律神経失調症に効くハーブティーは、どこで買えるか?

 

自律神経失調症の改善に役立つハーブティーは、一般的なスーパーやドラッグストア、コンビニなどでも購入できますが、種類や品質には限りがあります。もっと多くの選択肢や高品質なハーブティーを求めるなら、専門店やオンラインショップがおすすめです。

例えば、カルディコーヒーファーム( → 紅茶・お茶の通販はカルディコーヒーファーム オンラインストア (kaldi.co.jp) )は、世界各国のハーブティーを取り揃えており、自律神経を整える効果のあるカモミールやレモンバーム、安眠効果のあるスリーピータイムなどが人気です。

また、楽天市場3では、自律神経ハーブティーという検索ワードで、さまざまなブランドや種類のハーブティーが見つかります。お好みや目的に合わせて、評価や口コミを参考にして選ぶことができます。

ハーブティーは、自律神経のバランスを整えるだけでなく、心身の健康にも良い影響を与えます。ぜひ、自分に合ったハーブティーを見つけて、リラックスタイムを楽しんでください。

 

以上、自律神経失調症に効くハーブティー:おすすめのレシピと飲み方…という話でした。