葬儀の挨拶は、恐らくですが殆どの方は極度の緊張の中で行う事になるはずです。ですから、その場で挨拶を考えている余裕は殆どないと言っても良いでしょう。そうなると事前の準備が大切になってきます。

 

 

この記事で紹介するのは一般的な葬儀挨拶の文例です。葬儀挨拶の際に喪主として親族代表で挨拶をするという方は、必ず必要になる内容ではないかと思います。喪主の方はぜひ、参考にして下さい(^^)/

 

葬儀挨拶文で知っておきたい基本的なマナーとは?

 

葬儀の挨拶というのは独特の雰囲気があります。ですから、いざその場になると頭が真っ白になるということも考えられます。そこで、思わぬ言葉が出てしまう事もあるかもしれません。ですから、先ずは葬儀の挨拶で最低限守りたいマナーについて触れておきます。

 

基本的に葬儀の再撮というのは、参列していただいた方への感謝の意味を込める場であります。ですから、先ずはゆっくりと早口にならない様に注意したいところです!

 

そして次に注意したのが、不吉な言葉を連想させる忌み言葉を言ってしまわない事です。人というのは焦ると自分でも思いもしない言葉を発してしまうものです。忌み言葉を知らず知らずに発していても不思議ではないでしょう。

因みに忌み言葉で言いがちなのが、以下の・・・

ますます、重ね重ね、またまた、しばしば、いよいよ、次々、再び、再度、再三再四、繰り返す、返す返す、くれぐれも、皆々様、かえすがえす、重々、いろいろ、またまた、なおまた、わざわざ、たまたま

 

などです。よくよく考えると、私たちも普段の生活でよく使う言葉ですよね。うっかり出さない様に気と付けたいところです。

 

葬儀挨拶例文:喪主が夫の場合の挨拶文例

遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます。
私は、故人○○の夫○○でございます。

妻とは○○年間、生活をともにし、苦楽を乗り越えてきました。妻はこんな私にも付き添ってくれる良き妻であり、良き母でありました。
○○を失ったことがまだまだ実感できずにいるのも事実です。そして、〇〇が今まで尽くしてくれたことに本当に感謝しかないです。

ですが、これからは○○があの世から私たちを見守ってくれていると信じおります。家族力を合わせて生きていこうと思っております。
皆様にはこれまで同様のお付き合いをいただきますよう心よりお願い申し上げます。

 

 

本日は、お友達の皆さま、ご近所の皆さま、お忙しい中ご会葬をいただき誠にありがとうございました。
故人とともに心よりお礼申し上げます。

 

葬儀挨拶文例:喪主が妻の場合の挨拶文例

遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます。
私は、故人○○の妻○○でございます。
本日は夫・○○の告別式にご参列下さりありがとうございました。

故人は○○歳でございました。人生まだまだと言っている矢先に病気で倒れ、帰らぬ身となりました。

○○とは長い間夫婦として連れ添ってまいりました。○○は良き夫・父として一生懸命働き家族の大黒柱として私たち家族をも守ってくれていました。
夫との思い出を胸に、これからは残された家族で支え合い力を合わせて生きてこうと思っております。
なお、〇〇が療養中は、ご丁寧なお見舞いを頂きましてありがとうございました。皆さまにそのご恩返しができず、故人もさぞ申しわけなく思っていることと存じます。
今後も変わらぬご厚誼(こうぎ)を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

本日は、会社の皆さま、ご友人の皆さま、お忙しい中ご会葬をいただき誠にありがとうございました。

 

葬儀挨拶例文:喪主が子の場合の挨拶文例

遺族を代表いたしまして、皆さまにひとことご挨拶を申し上げます。
私は、故人○○の長男○○でございます。

本日は、ご多用にもかかわらず、父・○○のご会葬・ご焼香を賜り誠にありがとうございました。

私の父〇〇は、いつも家族のことを気遣い、誕生日や記念日は忘れずに祝ってくれる心の温かい人でした。また、私が助けを欲しているとき、さりげなく助言し励ましてくれるなど、いつも頼りになる存在でありました。

本日このようにたくさんの方々が父のためにお集まりくださったのを目にし、あらためて父の人柄が偲ばれるようで感慨深く思います。

また、〇〇の療養中は大きの方に気遣っていただき感謝の念に堪えません。父に対して寄せられました皆さまのご厚情に、心よりお礼を申し上げます。
今後とも父の生前同様にご厚誼(こうぎ)、ご指導を賜りたく存じます。
本日は誠にありがとうございました。

 

 

葬儀挨拶で一番大切なのは、やはり気持ち!

 

私は葬儀挨拶で一番大切なのはやはり気持ちではないかと思います。確かに例文通りにできればそれに越したことはないでしょう。ですが、現実的にいざその場になるとなかなかそうはいかないものです。

 

ただ、一つ言えるのは参列した方への感謝の気持ちではないかと思うのです。一言間違えた、二言間違えたと言っても、最終的にはしっかりと相手に気持ちを伝える事が大切になってくるはずです。

 

では、この記事が皆様の生活に少しでも役立てればと私も思います(^^)/