何年か前ですが、ライスミルクというお米で作ったミルクが流行した事がありました。
何でもニューヨークのヘルシー志向の方の間で大流行したそうで、日本でもヒットするのではと期待されました。結局のところ、それほどでもなかったのですが(笑)
しかし、今でもらライスミルクを飲んでいる方は多いのではないかと思います。果たして、危険性があるのか?
ライスミルクは元々は危険な飲み物ではない!
先ずは、ライスミルクの危険性の前に作り方について触れておこうと思います。以下には玄米で作ったライスミルクのレシピを載せておきます。参考にして下さい。
玄米ライスミルクのレシピ
【材料】
●自家製玄米粉 大さじ2
●水 200ml
材料をミキサーで混ぜます。滋養ある玄米ミルクの出来上がりです。
つまりライスミルクは玄米(お米)と水を混ぜるだけのものという事です。確かに手間はかかりませんが、シンプルゆえに注意点もあるという事です。
ライスミルクが危険なのは加熱調理をしないのが原因!
では、なぜライスミルクが危険と言われるのかという事です。
私が考える限りでライスミルクの危険性は”細菌性食中毒”になる可能性があるからだと思います。なぜ、ライスミルクが細菌性食中毒の可能性があるかというのは簡単です。
単純に加熱調理をしないからです。加熱調理をしないという事は、古い玄米(お米)や水を使えば細菌がそのままです。そして、それを飲んでいまう事になるのです。
特に注意しなくてはいけないのは気温の高い夏場です。
ライスミルクは細菌が繁殖しやすい飲み物かも!
食べ物に細菌が多く繁殖するのは、どの様な状態かという事について触れておきます。
基本的に細菌が食べ物で繁殖する温度は最低が18℃前後で最高が65℃前後だと言われています。つまりですが、夏場に常温でライスミルクを放置するというのは細菌にとって最高の繁殖場所なのです。
因みにですが、最近を研究機関で倍ゆする場合ですが・・・
細菌培養では36℃前後で培養することが多いです。ただ一部の細菌は22~27℃で培養することもあり、菌の種類によります。とはいえ多くの場合は36±1℃で培養します。
細菌は温度が10℃上昇すれば、生育速度は約2倍になります。じゃあ温度が高ければいいのかというとそうではなく、細菌が生育できる上限の温度をというものがあます。
これを超えてしまうと酵素を構成するタンパク質が熱変性を受け、生育が阻害されはじめます。つまり、温度が高すぎてもいけいないということです。
ライスミルクを作る時は新しい玄米(お米)と水で!
上記の内容から見ても、ライスミルクはできる限り作ったその場で飲むのが理想になります。
特に夏場は、ライスミルクを作る場合は、その原材料である玄米(お米)と水は必ず新しいものを使うべきです。常温においたままの玄米(お米)を使うのは危険です。
これはライスミルクだけに言えたものではないのですが、夏場の常温保存の問題と言えるでしょう。ライスミルクを作る時は炊いた直後で夏を失った状態が理想です。
夏を持った玄米(お米)は、水と混ぜるとこれもまた、最近繁殖の手助けになってしまうので注意が必要です!
ライスミルクの作り置きも細菌繁殖の危険性がある!
ライスミルクはその都度作るのは確かに面倒です。ですが、だからと言って作り置きはしない様にするべきです。
ライスミルクを作って、それを冷蔵にかければ大丈夫なのではと考える方もいるでしょうが、一度細菌が繁殖した食べ物は冷蔵しても危険には変わりありません。
ライスミルクはその都度、その都度めんどくさくても作る事を心がけておくと良いでしょう。
もし、毎回ライスミルクを作っている暇がないという時は、市販のライスミルクを購入するのが良いでしょう。缶で販売されているものあれば、粉状で販売されているものもあります。
粉状のものはその都度混ぜるだけなので食中毒の可能性は極めて低いです!
市販のライスミルクは食中毒の危険性は極めて低い!
ライスミルクは街中のスーパーなら缶などで販売されています。
ですが、私のおすすめは缶ではなくパックのライスミルクです。パックのライスミルクは量がある程度あり簡単です。手作りとは違い衛生面での管理ができています。また、コスパも良いのです。
これなら、個人だけでなく家族でライスミルクを飲むこともできます。
メーカーのライスミルクは殺菌処理を施してあり、安全面で個人でライスミルクを作るのとは明らかに衛生面では違います。安心感があるという事です。
ライスミルクは元々、危険な飲みの物ではないです!
今回、この記事ではライスミルクの危険性について触れましたが、決してライスミルクが危険ではないので誤解だけはされない様にしてもらえればと思います。
ライスミルクは元々、危険な飲み物ではなく、作り方や保存方法に注意が必要というだけの事です。
勿論、食中毒などが心配なら始めから市販のライスミルクを購入すれば良いだけです。そうすれば、始めから衛生面などの安全性も保障さえていると言えるでしょう!