葬儀というのは、亡くなった方を送るための大切な行事です。その為にも、訪問する側も最大限の礼儀を尽くしたいところです。そこで、この記事では触れておきたいのは葬儀に持参する香典についてです。

 

 

あまり多くても周りとの釣り合いが採れませんし、だからと言って少なすぎるとそれは相手へのマナーにかける行為ともなりかねません。そこで、香典の相場を詳しく調べまとっ目ておきました。

 

葬儀の香典の意味を先ずは確認しておくと!

 

最近は若い世代の方は核家族化が進みなかなか葬儀という場面に出くわさない、もしくは、出くわしても出席するだけという機会が多いと思います。ですから、先ずは香典の意味について詳しくまとめておきます。

 

そもそもですが、葬儀の際に香典を持参する意味は、亡くなった方にゆかりのある方々が持寄る金品の事を指します。これは亡くなった方の近親者、つまり葬儀を行う方の費用を分担するためのもの習わしです。

 

昔の日本では食料などを持ち寄るなどのしていたようですが、ですが、現在では現金を封筒に包んで私のが一般的です。まさに助け合いの精神が根付いた日本だからこその習慣と言っても良いでしょう。

 

葬儀の香典の相場は関係性や年齢によっても変わる!

 

葬儀の際の香典の相場は、一般的に故人との関係性や自分の年齢によってある程度は金額の目安が決まります。以下の紹介するのは故人と自分の年齢からみる香典の相場表です。あくまで参考というだけですが役立つはずです。

 

故人とあなたとの関係  あなたの年代
20代
あなたの年代
30代
あなたの年代
40代
祖父母・配偶者の祖父母 10,000円 10,000~30,000円 30,000~50,000円
父母・配偶者の父母 30,000~100,000円 50,000~100,000円 100,000円
兄弟姉妹・配偶者の兄弟姉妹 30,000~50,000円 30,000~50,000円 100,000円
おじ・おば 10,000円  10,000~30,000円 10,000~30,000円 
その他の親戚 3,000~10,000円 3,000~20,000円 5,000~30,000円
友人・知人  5,000円 5,000~10,000円  5,000~10,000円
友人・知人の父母 3,000~5,000円 3,000~10,000円 3,000~10,000円
勤務先の上司 5,000円 5,000~10,000円 5,000~20,000円 
勤務先の上司の家族 3,000~5,000円 3,000~10,000円 5,000~10,000円
勤務先の社員 5,000円 5,000~10,000円 10,000円~ 
勤務先の社員の家族 3,000~5,000円 3,000~10,000円 3,000~10,000円
先生・教師・恩師 3,000~5,000円 3,000~10,000円 3,000~10,000円
子どもの先生など 0~5,000円 0~5,000円 0~5,000円 
隣近所 3,000~5,000円 3,000~10,000円 3,000~10,000円
仲人 10,000円 10,000円 10,000円~

 

見ても分かる様に、例えば配偶者の両親であれば5万円~10万円、親しい友人の場合は1万円、仕事の関係者でお世話になった方や、故人が自分より高い立場の場合なども1万円ほどは包むと良いかとは思います。

 

また、以前にその家族から自分の家族の葬儀などで香典を頂いたことがあるのであればその金額を目安に多い少ないと調整するのも良いでしょう。

 

逆を言えば、自分が高い金額を包んでしまうと逆の立場になった時に相手方に大きな負担を与えかねないですし、周りの方、分かりやすいところで言うと会社の上司の金額を上回るとその上司のメンツにも触れてしまいます。

 

ですから、香典というのは変に見栄を張らずに相場の金額をそのまま包むことも礼儀の一つとしてみるべきです。

 

 

葬儀の香典の金額で注意するべき事とは?

 

今回は、葬儀に持参する香典という事で触れました。ですが、本当にお世話になった方などは通夜と葬儀の両方に出席する事になるはずです。その場合は、基本的に通夜の時に香典を手渡せば葬儀はなくても良いというのが基本です。

 

また、必ず避けたいのが数字に対する注意です。何のことかというと、皆さんも「4」や「9」という数字が縁起が悪いというのは知ってのことでしょう。いくら葬儀の席と言っても「死ぬ」「苦しむ」を連想させる金額は避けるのがマナーです。

 

また香典も含め、一般的に不祝儀も祝儀の場合も、金封に入れる金額は偶数を避ける傾向にある様です。(奇数は縁起が良いとされている為)。但し、2万円など例外に包む場合もあるのも事実です。

 

近年は昔ながらのしきたりが薄らいでいる様に感じます。だからこそ、意識してこのような社会人としてのマナーを身に着けたいところです。相手への配慮こそ、最大の礼儀なのですから(#^^#)