先日ですが、水泳選手がテレビのニュースで報道されていたので見ていました。何でも「白血病」の為、競技生活を一旦、休むとの事です。ですが、白血病の初期段階だっただけに、希望も持てるとの事でした。
とは言え、白血病ですからどの様な症状なのか?今後の治療法がどうなのか?など気になるところですよね。
そこで本記事では、そんな白血病の疑問について詳しく調べてみました。いつ何時、自分がなるか分からない病気だけに、しっかりと覚えておきたいところです(^^)/
白血病は、もはや「不治の病」ではない!
▼白血病に関する解説動画▼
※動画再生時、音が出ます※
先ずは、白血病がどの様な病気なのか簡単に説明しておこうと思います。言うまでもなく、医学的な要素なので誤解のないようにあえて以下にはネットの情報をそのまま載せておきます。
【白血病(はっけつびょう)とは】
白血病(Leukemia)は、「血液のがん」ともいわれ、遺伝子変異を起こした造血細胞(白血病細胞)が骨髄で自律的に増殖して正常な造血を阻害し、多くは骨髄のみにとどまらず血液中にも白血病細胞があふれ出てくる血液疾患である。
白血病細胞が造血の場である骨髄を占拠するために造血が阻害されて正常な血液細胞が減るため感染症や貧血、出血症状などの症状が出やすくなり、あるいは骨髄から血液中にあふれ出た白血病細胞がさまざまな臓器に浸潤(侵入)して障害することもある。
治療は抗がん剤を中心とした化学療法と輸血や感染症対策などの支持療法に加え、難治例では骨髄移植や臍帯血移植などの造血幹細胞移植治療も行われる。
大きくは急性骨髄性白血病 (AML)、急性リンパ性白血病 (ALL)、慢性骨髄性白血病 (CML)、慢性リンパ性白血病 (CLL) の4つに分けられる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
という事でした。つまりですが、私たちが白血病と病気を分かりやすく言うと”血のがん”という事でした。白血病の患者さんの外見は、健常者の方と全く変わりませんから発見が遅れてしまうケースもある様です。
白血病には、急性や慢性など様々な種類があります!
そもそも、私たちは白血病というと、そういう病気だと認識で、その中に種類があるとは考えないと思います。
ですが、実は白血病には、様々な種類に分類されます。大別すると急性(がん化した細胞が急速に増殖する)と慢性(がん化した細胞がゆっくりと増殖する)に大きく分けられます。
●急性白血病 急性骨髄性白血病 急性リンパ性白血病/リンパ芽球性リンパ腫 急性前骨髄球性白血病 他 |
●慢性白血病 慢性骨髄性白血病 慢性リンパ性白血病/小リンパ球性リンパ腫 他 |
●成人T細胞白血病/リンパ腫 ●骨髄異形成症候群 他 |
実は、私たちが白血病と一言で済ませている病気は、急性白血病、慢性白血病、成人T細胞白血病、骨髄異形成症候群の4つに分かれるのです。それぞれの特徴も違い、治療経過も異なるという事です。
慢性白血病の場合は数年の間、慢性的な経過を経ていくと言われますが、急性の場合は深刻なようです。急性白血病の場合は未治療の場合は数カ月で死に至るとも言われています。
詳しくは以下の記事で専門医の先生が説明されています。更に詳しく知りたい時は、以下の記事を参考にして下さい!
白血病の原因や初期症状とは?
では、なぜ白血病になってしまう人がいるのかという事です。残念ながら、現代の医学では詳しい原因は解明されていません。一説では遺伝的な疾患とも言われますし、それ以外に乱れた生活習慣も関係しているのではと言われています。
極端に睡眠が不足していたり、夜更かしが目立つ、カップラーメンなどの添加物が多く不生まれる食品を好む傾向があるのも原因ではないかとも言われています。
それも日本の白血病発生率は年々増加傾向にあると言われています。2009年では年間人口10万人当り 6.3人(男7.8人 、女4.9人)で、年間約7,900名が死亡しています。
実は白血病の発生確率は女性より男性の方が多いと言われています。骨髄性白血病が喫煙と関連があるためではないかと疑われています。因みに、タバコの害に関してはいかにもまとめてあるので参考にして下さい。
また、白血病の発生する年齢層に関しても実に様々です。子供でも白血病が発生するケースは珍しくありません。そして、高齢者の白血病発生確率はより高くなります。
70~74歳代では年間人口10万人当り男23.3人、女9.9人、80~84歳代では10万人当り男42.8人、女19.9人という高い発生確率になります。もはやこの数字は他人事とは言えない数値と言えるでしょう。
白血病の初期症状とは?どうやったら気づくことができる?
次ぎに気になるのが白血病になったとしたら、どうやってその症状を確認するのかという事です。先ほども触れたように、白血病は、別名「血のがん」と言われるように外見上は健常者と変わらないです。
多くの方は、それでは発見が遅れてしまうと不安に思う事でしょう・・・
先ず、高齢者に多い慢性白血病ですが、これは殆ど自覚症状がないと言われています。日常生活で支障をきたす事もなく、懸鼓診断の時による血液採取などで発見されることが殆どの様です。
一方、急性白血病の場合は症状が目に見えて現れるケースが多くあるという事です。実際に以下の症状を訴える時は要注意と言われています。
●労働や日常生活が困難なほどの疲労を感じる
●原因不明の38℃以上の高熱が、2週間以上続く
●6ヵ月以内に10%以上体重が減った
●原因不明の寝汗が1ヵ月以上続く
●ぶつけた覚えがないのに皮膚に内出血がある
●首や脇の下にしこりがある
もし、上記の内容に少しでも心あたりがある方は、以下の白血病の検査方法についての動画を参考にする事をおすすめします。
白血病の検査方法とは?骨髄検査で何が分かるの?
▼白血病の検査方法について▼
※動画再生時、音が出ます※
白血病治療法とは?骨髄移植って、どういう事なの?
白血病は子供でもなる!誰にでもなる病気!
以前は、白血病というと「不治の病」という恐ろしい病気として認識されていました。ですが、医学が発達した現代において白血病は不治の病ではなくなっています。
白血病になった方は「なんで自分が??」と打ちひしがれると聞きます。そんな時こそ周りの方のサポートが大切になります。
白血病になっても決して希望を捨てる必要はないのです。現在は日本骨髄バンクへの関心も高まっています。以下が日本骨髄バンクの公式サイトです。
今回、私がこの記事を書くきっかけになった水泳選手の白血病の告白もそうですが、更に多くの方が白血病に関心を持つ時代が来るでしょうね。私も日本骨髄バンクに登録しようかと考えていますよ(*^^*)
以上、白血病の慢性とか急性の違いとは?白血病の種類ごとの死亡率は、やはり違うの?…という話でした。