近年、日本では女性の社会進出が目覚ましく、独身のまま30代を迎える女性も多くいます。それに、結婚後も夫婦共働きという方も珍しくなくなりました。どちらかというと専業主婦という方が珍しいかもしれません。
女性が働き場が増えること自体は良いと私も思いますが、ただ、それに伴う問題も急増しているのが現実です。それは何かというと、晩婚化の為に高齢出産になり、いざ妊娠となった時、不妊症に悩む夫婦が予想以上にいるというのです。
高齢出産に隠されたリスク!不妊治療を受ける夫婦!
▼不妊治療を受ける夫婦の動画▼
※動画再生時、音が出るので注意※
上記の動画は、不妊治療の望む夫婦のドキュメントです。動画の中でも女性が触れていた「もっと、自分に正しい知識があれば、今頃、隣に子供がいたかも・・・」という後悔の言葉がありました。
日本の教育は中学生にあると、性教育という事で男女別れて行ったはずです。ですが、思い出してもらいたいのは、高齢出産、不妊症、不妊治療など日本が今現在抱える問題には一切触れられていないのです。
日本における高齢出産や不妊治療における教育は急務というのは間違いないことでしょう。この記事ではその代わりという訳ではないですが、高齢出産のリスクを大まかにまとめておきました。
高齢出産の夫婦が年々増加している傾向が!
日本では、高齢出産の定義が35歳と定められています。ですが、年々晩婚化が進み、今現在で女性の初婚平均年齢は31~32歳と言われています。高齢出産になると不妊症になる確率は格段に上がると言われています。
現在、日本では6組に1組が不妊に悩んでいると統計が出されています。ですが、これは平均的なデータを基にしたんのです。実際に不妊症の割合を見ていくと、圧倒的に35歳以上の夫婦に不妊症の割合が高い事が分かるのです。
ですが、多くの方は仕事がひと段落してからという気持ちで、年齢を重ねてから出産を希望するケースが増えているのです・・・
年代別にみる不妊症に悩む夫婦の割合は?
上記の画像は年代別にみる不妊症に悩む夫婦の割合です。見ても分かる様に、不妊症の割合というのは年齢と共に徐々に上がるのではなく、放物線を描くように急激に上昇するのです。
20~24歳での不妊症の割合は全体のわずか6%程です。確かにこの数字は納得できるのではないかと思います。ですが、40~44歳では不妊症の割合が60%以上にまで上昇するのです。
つまり、40代夫婦の場合、2組に1組は不妊症に悩むという統計上の計算になるのです。40代でも、まだ月経があるから子供ができると思われている女性も多いようですが、現実はそれほど甘いものではないという事です。
そして、次に触れるのが不妊症の男女別の割合です。これもまた、従来は女性の問題とされていましたが、今では男性にも問題があるケースが分かってきました。
不妊症の男女別の割合!不妊症検査は夫婦で受けるべき!
近年の研究で、不妊症の原因は半数近くが男性側にある事が判明してきました。ある海外のメディアでは男性の精子は今世紀に入り半減したという発表をしているくらいです。男性の場合は、不妊症の原因は主に・・・
先天的に精子が存在しない無性症や、生活習慣(例えば、タバコ、暴飲暴食、肥満、ジーンズを履き続ける、など)も関係していると言われています。
ただ、男性も女性も不妊症に最大の原因は”卵子や精子の老化”だと言われています。特に女性の場合は男性の精子と違い、胎児のときすでに卵子の基になる卵胞細胞ができたがっていると言われているのです。
つまり20代の女性の卵子は20年の老化、30歳の女性の卵子は30年の老化を経ているというのです。その為、受精してもうまく育たなく流産などになってしまうケースが殆どだという事です。
ですから、不妊症と判明した時は、夫婦そろって速やかにクリニックなどで検査をするべきです。適切な対処をすれば改善するケースがあります。
確かに自分の体に異常があるのではと不安な気持ちにもなるでしょうが、勇気をもって検査を受けるべきでしょう。
不妊治療の注目のミトコンドリアとは何なの?
最後にですが、近年、不妊治療の分野で注目されている成分があるので紹介しておきます。そそれが何かというと「ミトコンドリア」です。ミトコンドリアというと、何となく中学生くらいの時に理科の授業で・・・
みたいな感じが殆どではないかと思います。実はこのミトコンドリアですが私たちの体の細胞に備わっているもので分かりやすく言えば”細胞の発電所”とも言うべき働きをしているのです。
つまりミトコンドリアを活性化さえる事で、老化した卵子や精子の働きが改善できるのではと効果が期待されているのです。まだまだ研究段階なので日本の施設でしか治療を受けれないそうですが今後の研究に期待が持たれるところです。
因みにですが、私たちの身近なところでいうとミトコンドリア配合サプリも通販で購入できますから、興味があれば参考にしてみると良いかもしれません。