最近は、テレビでも健康をテーマにした番組がよく放送されるようになりましたよね!
私も健康には気を付けているつもりですが、それでもまだまだよく分からない健康食品が数多くあります。そこで、本記事では以前、巷で流行った「チアシード」という食品についてまとめてみました(^^)/
チアシードとは
では、まず始めにチアシードがどんな食べ物なのかについてです。チアシードという名前からしても「何かの種ではないの?」と思っている方も多い事でしょう。
確かに、種は種なのですが、それが何の種なのかという事です。さっそく私がネットで「チアシード」と調べてみると、以下のように解説がありました。
チア(学名:Salvia hispanica)はシソ科アキギリ属の一年草で、メキシコ中南部からグアテマラにかけてが原産地である。 16世紀のメンドーサ絵文書には先コロンブス時代のアステカにおいて栽培されていた様子が残されており、トウモロコシと同じくらい重要な食用作物であったと考えられている。 チアの種子(チアシード)は食用になる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
このように、チアシードは古代から多くの方に健康食品として食べられた植物の種子という事が分かります。
ただ、残念なのはチアシードのチアという植物がどの様なものか私もネット上を隅々まで探したのですが、見つかりませんでした。(気になるところではあります…)
チアシードの栄養素って、本当にあるの?
では、次に気になるのがチアシードにはどの様な栄養価があるのかという事です。私も知りませんでしたが、チアシードの別名は「栄養素の宝庫」と言われているそうです。
チアシードの栄養素で最も注目するべきは、水で戻した時にできるゼリー状の物質です。
チアシードは水分をよく吸収してくれるという性質にあります。チアシードを水分につけて10分ほどおくと、チアシードが水分を吸い込んで、周辺をゼリー状に変化させるのです。
その際に、チアシードは「グルコマンナン」という蒟蒻にも含まれる成分を生成します。ゼリー状になった部分はこんにゃくにも通じるプルプル感があるんですよ。
【グルコマンナンとは】
グルコマンナンとは蒟蒻の主成分として多く含まれる食物繊維の一種です。人の消化酵素では消化できず、胃の中で水を吸って何十倍にも膨れる為、空腹感を抑えるダイエット食品として注目されています。
さらに、糖やコレステロールなどの吸収抑制効果もあるといわれています。メタボリック症候群における血糖値やコレステロール・中性脂肪値の改善などにも効果が期待されています。
チアシードは元々、黒色!品種改良が白色!
ところでという感じですが、巷に出回るチアシードを見ていると色が違うものが出回っている事に気が付きます。色で言うと白色や黒色がメインではないかと思います。
そうなると、何で色が違うのか?白と黒では何が違うのか?という事になるはずです。
実は、チアシードは色により特徴も違うというのです。元々はチアシードいえば黒色でしたが品種改良により白色が誕生したという事です。それぞれの特徴をまとめてみると、以下の通りです。
黒いチアシードはカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富!
先ずは黒しチアシードの特徴から触れておきます。黒いチアシードは鉄分、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富です。特に鉄分の含有量は、ホワイトチアシードの約2倍あるそうです。
一方で、脂肪の消化吸収を助けるオメガ3系脂肪酸の含有量ではホワイトより少ないとされています。
ミネラルは私たちの体に不足しがちな栄養素です。意識しないと摂りにくく、また吸収のしにくい栄養素です。黒いチアシードは、魚や乳製品を余り食べずミネラル不足気味の方にこそと言えるでしょう!
黒いチアシードは現代人の食生活の乱れをサポートするのに最適な健康食品と言えるでしょう!
白いチアシードはオメガ3系脂肪酸と食物繊維が豊富!
続いて、白いチアシードの特徴です。白いチアシードは、オメガ3系脂肪酸と食物繊維が豊富です。チアシードの表面は、不溶性食物繊維でできているため、水を含んでゼリー状になります。
白いチアシードのほうが食物繊維が多いために、水で戻した場合、約14倍に膨らむのだそうです。これは黒いチアシード以上と考えられます。
不溶性食物繊維は、腸内で便のカサを増して、腸壁を刺激し腸のぜん動運動を促す働きがあります。ですから便秘がちな方こそ白いチアシードで便通を整えてみてはと思います。
チアシードの中でもダイエット効果を謳ったものの多くは「ホワイトチアシード」という文字がパッケージに踊っているケースがよくあります。これはまさに白いチアシードの栄養素を前面に打ち出した商品と言えます。
以上、チアシードの栄養素の疑問:白色と黒色のチアシードでは栄養素が違うの?…という話でした。