最近は、テニス界も日本人選手の台頭が目立ちますよね。2019年1月大阪なおみ選手が日本人で初めて世界ランキング1位という輝かしい成績を残しました。日本中が湧いているのが私にも実感できるほどです。
そこでふと思ったのですが、テニスの世界ランキングってどうやって決めているの?という素朴な疑問です。よくよく考えてみるとテニスの世界ランキングの基準って一般人にはよく分からないですよね。
私もテニスはした事ないので知りませんでした。調べてみた結果を以下に載せておきますので参考にして下さい(^^)/
テニスの世界ランキングの決め方は過去の試合のポイント制!
テニス世界ランキングというのは、初めて登場したのは男子が1973年、女子は75年という事です。その際にコンピューターの計算による現行制度ができたという事です。
男子は原則として過去52週(約1年)の成績上位18大会、女子は上位16大会の獲得ポイントが加算されるということです。四大大会を頂点とする大会ごとの格付けにより、獲得ポイントが異なります。
男女とも四大大会優勝なら2000点が入るとうのです。つまりテニスの場合、四大大会で優勝する選手が自然とランキングで上位を占めるようになるという事です。
現行制度で男女を通じた日本選手の歴代最高位は、95年11月に伊達公子、2015年3月に錦織圭、18年10月に大坂なおみが初めて記録した4位でした。有識者がランク付けしていた時代には、1933年に佐藤次郎が3位になった例もあるそうですが・・・
この結果からも、日本人初の世界ランキング1位は大阪なおみ選手という事です。
テニスの世界ランキングのATP、WTPとは、いったい?
ATP(Association of Tennis Professionals)とは男子プロテニスツアーを運営する団体「男子プロテニス協会」のことで、ATPランキングは男子テニスの世界ランキングのことを指します。
例えば、ATPランキングで1位になったときは、一般に「世界ラン世界ランキングはキング1位」という表現が使われています。ちなみに女子テニスのWTAランキング(女子テニス協会:Women’s Tennis Association)も同様に世界ランキング1位と表現されます。
私たち一般人にはATPもWTA馴染みがないので、世界ランキング○○位と報道では流れているようです。
各大会のポイントはどの様になっているのか?
では、具体的にどの大会がどれだけのポイントの配分なのかというのも見ていきましょう。以下に紹介するのは男子テニスのランキングポイント(ATP)の一覧です。
カテゴリ | ドロー | 優勝 | 準優勝 | SF | QF | R16 | R32 | R64 | R128 | Q |
グランドスラム | 128 | 2000 | 1200 | 720 | 360 | 180 | 90 | 45 | 10 | 25 |
ATPファイナルズ | 8 | 1500 max |
決勝で勝利「+500」、準決勝で勝利「+400」 ラウンドロビン1勝につき「+200」 |
|||||||
マスターズ1000 | 96 | 1000 | 600 | 360 | 180 | 90 | 45 | 25 | 10 | 16 |
56/48 | 10 | – | 25 | |||||||
ATP500 | 48 | 500 | 300 | 180 | 90 | 45 | 20 | 0 | – | 10 |
32 | 0 | – | – | 20 | ||||||
ATP250 | 48 | 250 | 150 | 90 | 45 | 20 | 10 | 0 | – | 10 |
32/28 | 0 | – | – | 12 |
※補足事項
・SF:Semi-final、ベスト4
・QF:Quarter-final、ベスト8
・R16~R128:ベスト16~ベスト128
・Q:予選通過
テニス選手には大会の出場義務もあり過酷なスケジュール!
この様にランキングポイントはかなり明確にポイントが定められているのです。また、選手たちは出場義務のある大会も多くかなり過酷なスケジュールをこなしているのです。
そんな過酷なスケージュールですから、体を壊したり足がつったなどのトラブルも良く頻発するのです。テニス選手は陰でとてつもない労力を使っているという事です。
また、テニスの世界ランキングは直近の試合の結果ですから、怪我などをすれば直ぐにランキングは下がるという事です。ランキングを維持するだけでも浪廷々の事ではないですし、ランキングを上げるのはさらに難しいという事です。
こう考えると、ずっと世界ランキング1位を取ってきたフェデラーなどはもはや化け物級?かもしれませんね(笑)
以上、テニスの世界ランキングって?出場する大会との関係性は?…という話でした。