金箔といえば、料理を豪華に見せる為の飾りとして用いられますよね。私は元々、調理師学校に通っていた経験があるので金箔はよく目にしました。日本料理で料理に上に飾るだけでだいぶ印象が変わります。

 

ところでですが、金箔は料理に使うけど、銀箔って聞かないですよね。その理由、皆さんは知っているでしょうか?

金箔の”金(元素記号:Au)って、どんな物質なの?

 

金というと、皆さんはどの様に思うでしょう。先物取引で扱われるような高価なものというイメージではないかと思います。確かに金そのものは価値があるので資産としては成り立つのは間違いありません。

ですが、そこで金を食べ物と考えて捉える方は殆どいない様に思います。因みに、私が高校時代に習った金の性質は以下の通りです。皆さんも復習がてら以下の内容を参考にしてもらえればと思います。

 

【金:元素記号Au】

金(きん、英: gold, 拉: aurum)は原子番号79の元素。第11族元素に属する金属元素。常温常圧下の単体では人類が古くから知る固体金属である。こがね、くがねとも呼ばれる。

見かけは光沢のある黄色すなわち金色に輝く。金属としては重く、軟らかく、可鍛性がある。展性と延性に富み、非常に薄く延ばしたり、広げたりすることができる。

同族の銅と銀が比較的反応性に富むこととは対照的に、標準酸化還元電位に基くイオン化傾向は全金属中で最小であり、反応性が低い。熱水鉱床として生成され、そのまま採掘されるか、風化の結果生まれた金塊や沖積鉱床(砂金)として採集される。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

こんな感じで確かに金の性質や価値についてはネットでもよく分かるのです。

でもそれを食べたらどうなるかまでは書いていないのです。こうなると、金を食べるとどうなるかが余計に気になるところですよね(笑)

 

金は食べても無害!金は体内で状態変化を起こさない!

 

私も恥ずかしながら、金箔を食べると体にどの様な絵協が出るのかなんて考えたことはありませんでした。そこで、調理師学校の先生に質問してみたのですが、答えは簡単でした。

金というのは状態変化を起こさない物質だから人間の体内に入っても害はない!!

とこの事でした。つまり、金は人間の体内の成分に影響されず、そのまま排出されてしまうという事なのです。ですから、金属の一種である金が料理の盛り付けに使われるのです。

これで安心して金箔を食べる事ができますよね。そんなに、食べる機会はないと思いますが一応、皆にも気がるに購入できる金箔を使った食品をいくつかピックアップしてみました。

 

 

 

こんな感じで、気軽に金箔が盛り付けられるのがいいですよね♪

意外と何気ない事ですが、金箔を使ってお節料理とか作るのも良いかもしれませんね。味が変わる訳ではないのですが、見た目はかなり変わりますからね(^^)/

 

金箔はあるけど、銀箔がない理由は状態変化するから!

 

金が体内で変化を起こさないがために食べる事ができる。そうなると、もう皆さんもお分かりでしょうが、銀箔がないというのは体内で状態変化を起こすからという事です。

銀だけでなく、他の金属が食べ物で使われないのは体内で溶け出すような事があれば、それが健康被害になってしまうからという事です。

また、金は非常に柔らかく他の金属よりも加工がしやすいという点があります。その点でも、金箔は生成しやすいですが、他の金属ではそうはうまくいかないという事でしょう。

因みに、銀ですが料理では他の使い方をされてりうのですが、これも皆さんは気づいているでしょう?

 

銀は銀食器に使用される!理由は毒の見ぬ行く為だとか!

 

銀は銀ならではの方法で料理に活用されています。何かというと上記の画像の様に銀食器としてです。昔から銀食器というのは利用されていました。

中国や中世のヨーロッパでも銀食器は古い文献にも登場しているくらいです。そんな銀食器ですが、何で銀なのかというと、理由は銀が毒に反応するからだという事です。

戦国の世の中は、相手をいくさで殺すだけでなく毒殺するなどの暗殺も横行していました。そこで、銀食器を使う事で銀に毒が盛られていない事を確かめる習わしが生まれたのです。

それが今日も名残として残り、銀食器が料理に当たり前に使わえるようになったという言うことです(^^)/

 

 

以上、料理に金箔は使うけど、銀箔がない理由?料理の盛り付けの素朴な疑問?…という話でした。