現代社会において、ストレスは誰しも受けるものです。

 

ですが、そのストレスが過度になればメンタルや体に支障をきたす事もあります。

本記事では、「パニック障害」という症状についてまとめてみました。

 

パニック障害とは、そもそもどんな病気なの?

 

 

最近は、会社の人間関係などが原因で「パニック障害」を患う方も珍しくありません。

ときには意識を失うほどの強い症状に見舞われる「パニック障害」。

厚生労働省の調べによると、100人に3人ほどの割合で発症する可能性があると事だそうです。

 

ですが、単なる緊張や発汗などとは、何が違うのだろう?そして、どのように治療するべきものか?

など、意外と多くの方が知らないのもパニック障害の現状ではと思います。

 

パニック障害についてネットで調べていると!

 

 

 

そこで、さっそくネットで「パニック障害」と調べてみると以下のように解説がありました。

 

【パニック障害】

パニック障害(パニックしょうがい、英語: Panic disorder ; PD)とは、予期しないパニック発作(Panic attacks, PA)が繰り返し起こっており、1か月以上にわたりパニック発作について心配したり、行動を変えているという特徴を持つ不安障害に分類される精神障害。

きっかけのないパニック発作は、4つ以上の特定の症状が急速に、10分以内に、頂点に達する。典型的な悪化の仕方では最終的に広場恐怖症へと進展する。まれに幻聴や幻覚が起こることで知られるが、統合失調症ではない。

『精神障害の診断と統計マニュアル』第2版(DSM-II)における不安神経症は、1980年の第3版のDSM-IIIでは本項のパニック障害と、パニックがなく不安-心配-だけが持続している全般性不安障害へと分離された。1992年には、世界保健機関(WHO)の『国際疾病分類』(ICD-10)にも記載された。DSM-5ではパニック症の診断名も併記されている。

近年の研究によってその多くは心理的葛藤によるものではなく、脳機能障害として扱われるようになってきている。具体的には、脳内のノルアドレナリン系の核にあたる青斑核におけるGABA系システムの制御機能障害である。

治療には認知行動療法や薬物療法が推奨されている[6]。治療には抗うつ薬が有効だが、ベンゾジアゼピン系抗不安薬が多用されているという2008年の指摘がある。45歳以降の発症では、身体疾患や薬物が原因である可能性がある。カフェインを中止することが良い結果をもたらすことがある。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

という事です。

 

上記の内容を見ても、パニック障害の何となくのイメージしかわかないのではと思います。

パニック障害について、もう少し分かりやすい説明を以下に載せておきます。

 

パニック障害の原因や具体的な症状とは?

 

 

ある日突然、猛烈な動悸(どうき)や呼吸のしづらさ、胃の痛みなどが襲ってくる症状です。

原因は自律神経の乱れと考えられていて、「特定の物事に対する反応」ではありません。

あえて言えば、「人混みの中で何かが起こったらどうしよう」という不安などです。

 

「パニック発作」は、何の前触れもなく起こることが多いようです。

そして、一度経験すると、あの苦しい状態がいつ襲ってくるかわからないという「予期不安」を覚えます。

さらに、人混みの中で身動きが取れない、人が見ていると恥ずかしいといった状況から逃げ出せない「広場恐怖」を感じる。

この悪循環が、「パニック障害」の典型的症状と言われています。

 

パニック障害になりやすい人の特徴とは?

 

 

現代において、会社の人間関係はストレスを抱える大きな要素です。さらに過酷な労働条件も重なる事もしばしばです。

 

そのようなストレスが溜まる生活をすると、言うまでもなく生活習慣が乱れます。

 

生活習慣が乱れると自律神経が狂いがちになります。

交感神経が優位な状態(緊張が強いられる状態)と副交感神経が優位な状態(リラックスしても大丈夫な状態)の切り替えができなくなります。

そして、わかりやすく言うなら「ONの状態」と「OFFの状態」の切り替えができなくなるのです。

 

ですから、パニック障害になりやすい人は神経質でストレスを溜めやすいという特徴があるのです。

パニック障害になりやすいと感じる方は、ストレスを解消する方法を考えておくべきでしょう(#^^#)

 

 

パニック障害の症状を診断チェック!

 

 

では、具体的にパニック障害だという基準はどこからなのかも気になるところです。

医学的な知識がない私たち一般人が自ら「自分はパニック障害」と自覚するのは、それなりに症状が現れた時でしょう。

 

以下に症状が自覚症状としてある時は、パニック障害の恐れがあります。

もしかしたらと思う方は、ぜひ以下の項目を一つづつチェックしてみて下さい(^^)/

 

  1.  心臓がドキドキする(動悸・心拍数の増加)
  2. 汗が出る
  3. からだが震える
  4. 息切れがしたり、息苦しさがある
  5. のどに何かつまったような窒息感がある
  6. 胸の痛み、胸のあたりの不快感がある
  7. 吐き気、おなかのあたりの不快感がある
  8. めまい、ふらつく感じ、気が遠くなる感じがする
  9. 今、起こっていることが現実でないような感じ、自分が自分でないような感じ(離人症状)がする
  10. コントロールを失うこと、または気が狂ってしまうのではないかという恐れがある
  11. このまま死んでしまうのではないかという恐れがある
  12. からだの一部がジンジン、ビリビリとしびれる感じがする
  13. 寒気がする、または熱っぽく感じる

 

上記の内容をチェックしたら、そのまま以下の項目もチェックしてみて下さい。

以下の質問に「はい」か「いいえ」で答えをはっきり出すと良いでしょう。

 

  1. 同時に4つ以上の症状が起きた
  2. 発作は、何回も繰り返した  発作が始まってから10分以内でピークに達した 
  3. 発作は5~20分くらいでおさまった(長くても1時間程度)
  4. 病院で検査を受けても、身体の異常はみつからなかった

 

上記の内容を見て多くの項目が当てはまる時はパニック障害の可能性が高いです。

そんな時は迷わず精神科の病院を受診すると良いかと思います。

 

パニック障害を克服する為の対処法!

 

 

では、パニック障害に既になっている場合は、どのように対処すれば良いのかもまとめておきます。

現代社会においても、まだまだパニック障害と病気は認知されているとは言えません。

中には、心無い事を平気でいう上司がいても不思議ではないです。(現に私もありました・・・)

 

ですから、パニック障害と自覚症状があればむやみに原因を探ろうとせず、一刻も早く医師に見せるべきです。

「パニック障害」は、治療方法がほぼ確立されている“治りやすい”病気です。

 

会社などへ病名が知られたくないなら、診断書の書き方を工夫してもらえます。

上司が納得するような着地点と治療期間の目安を提示してもらえる事もできます。

ですから、パニック障害を疑う、もしくは既になっていても、先ずは医師に見せることを考えてみてはと思います。

 

以上、パニック障害の原因と対処法について:パニック障害になりやすい人の特徴とは?…という話でした。