毎年、寒い時期になるとインフルエンザの話題が並びますよね。でも、インフルエンザになるとどの様な軽い症状が出始めるのか?そして、どれくらい潜伏期間があるのか?など曖昧なところもあります。
そこで、インフルエンザの詳細について詳しく調べてみました。インフルエンザの詳細に対え知っているようで意外としならない事がいくつもあります。以下の内容は、ぜひとも覚えておいてもらえればと思います。
インフルエンザの原因って?なぜ高熱が出るの?
先ずはインフルエンザがなぜ起こるのかについて説明しておきます。
インフルエンザ(ラテン語: influenza)の原因は、インフルエンザウイルスによって引き起こされる急性感染症です。上気道炎症状・呼吸器疾患を伴うことで流行性感冒(りゅうこうせいかんぼう)、詰めて流感(りゅうかん)と言われる事もあるのです。
季節性インフルエンザには、A型、B型、C型の3種類があります。基本的に、インフルエンザは世界中で流行し、男女問わず全世代の間で広まっています。日本では主に、空気が乾燥する冬場に流行する傾向があります。
A型は平均相対湿度50%以下になると流行しやすくなると報告されている。テレビでインフルエンザ●●型というのはよく聞く話ですよね(笑)
日本の場合、11月下旬から12月上旬頃に最初の発生、12月下旬に小ピークが訪れます。流行しやすいのは人が集まる集団状態の時です。例えば、学校や会社などの閉鎖的な場所に多くの人が集まる場合は要注意が必要です。
インフルエンザは江戸時代から恐れられていた?
皆さんはインフルエンザがなぜ、このような名前なのか知っているでしょうか?恐らくですが殆どの方が知らない事実です。それも医者などの医療従事者でも知らないという情報をこっそり紹介しておくと。
インフルエンザは日本の古い文献でも登場しています。その際にインフルエンザを「印弗露英撒」と記載しています。これって何の意味かというと、以下のようになります。
●弗 ・・・ フランス
●魯 ・・・ ロシア
●英 ・・・ イギリス
●撒 ・・・ 撒き散らす
つまりですが、江戸時代にはインド、フランス、ロシア、イギリスで流行した急性感染症が日本の出島を通して撒き散らされるという事です。昔も今もインフルエンザは恐れられていたという事ですね!
インフルエンザは感染後、どれくらいで発症する?
先ほども触れたように、インフルエンザはウイルスが感染するために起こると言われています。では、そのウイルスの潜伏期間がどれくらいかが気になるところです。
基本的にインフルエンザのウイルスの感染経路は口や鼻からだと言われています。咳やくしゃみなどで撒き散らされたウイルスは上気道(喉と肺の入り口の間の管)の粘膜に付着し、約20分で細胞の中に入り込みます。
先ず、インフルエンザの潜伏期(感染してから症状が現れるまでの期間)は極めて短いことが知られています。最短16時間から最長5日で、2~3日で症状が発症するケースが多いようです。
この潜伏期の短いことがインフルエンザが狭い期間で急速に広まる原因だと言えるでしょう。地域でインフルエンザが流行した場合には患者数は急速に増えますが、その後減少してゆき、3~4週間で終息します。
もし同じ学校や職場にインフルエンザに感染した人がいる時は、3~4週間は注意が必要です。マスクなどをする、うがいをこまめにするなどの対策は念入りに行うべきでしょう(・∀・)b
インフルエンザの予防接種は意味がない?
インフルエンザの予防というと、予防接種をすればよいのでは?という思う方もいるのではないかと思います。それについてですが、近年の研究でインフルエンザの予防接種はあまり意味がないという検証結果が出ているそうです。
何でも慶応大学付属病院の研究結果では、「6か月から11カ月の乳児と13歳から15歳の子供にはインフルエンザワクチンは効かない」ことを発表しました。さらには15歳までの年代では「インフルエンザの重症化を防ぐ効果」は無いというこちらしいのです。
しかし、それ以外の年代には効果があるとの報告です。また、厚生労働省は以下の様に発表もしています。
「 インフルエンザワクチンは、接種すればインフルエンザに絶対にかからない、というものではありませんが、ある程度の発病を阻止する効果があり、また、たとえかかっても症状が重くなることを阻止する効果があります。ただし、この効果も100%ではないことに御留意ください。 」
つまり、インフルエンザの予防接種は効果がない訳ではないが、だからと言って確実に防げるものでもないという事です。たと言えば、インフルエンザの方が変化した場合、予防接種のワクチンとは合わないという事でしょう。
それに、インフルエンザにかからなくてもごく普通の風に感染したりと、それ以外にも病気になる可能性は十分にありますしね(苦笑)