クリスマスになると、クリスマスツリーに飾りつけをする風景が良く目立ちます。もしかしたら、この記事を読んでいるあなたもクリスマスツリーを飾りつけしたことがあるのではないでしょうか?

 

そこで、皆さんに質問です。何でクリスマスになるとクリスマスツリーを飾り付けるのか?何の為なのか?知っているでしょうか…

クリスマスツリーは今でこそ聖樹となっているが!

 

今までクリスマスといえば、クリスマスツリーが登場するのが当たり前すぎて誰も疑問に思わないでしょう。現に私もクリスマスにクリスマスツリーを飾り付ける理由なんて考えたこともありませんでした(笑)

そこで、クリスマスツリーを飾る理由をネットで調べてみると以下のように記載がありました。

 

クリスマスツリー(英: Christmas tree)は、クリスマスのために飾り付けられた木である。「知恵の樹」の象徴とされる。別名の聖樹(せいじゅ)とも呼ばれる。

 

このように、実はクリスマスツリーは「知恵の木」の象徴だったのです。意外と知らない事実ですが、ここまでは何となく想像もできなくもないと思います。

クリスマスツリーについて、本当に意外なのは以下からです。何かというとクリスマスツリーは、元々、キリスト教とは無関係だったというのですΣ(・ω・ノ)ノ!

 

クリスマスツリーは、元々キリスト教とは無縁だった!

 

日本でクリスマスといえば、クリスマスツリーを飾るのは当然の事です。ですが、実はそのクリスマスツリーですが、元々キリスト教徒は無関係だったのです。

クリスマスツリーの由来をたどると、北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の「ユール」という冬至の祭で使われていた樫の木に行きつきます。冬でも葉を枯らさずにいる樫は生命の象徴と古代ゲルマン人に崇拝されていたいのです。

その当時、古代ゲルマン人をキリスト教に改宗させる試みがなされたが、樹木信仰が根強かったので思うようにはいかなかったそうです。そこで樫を樅(モミ)に変えることでキリスト教化したそうです。

樅の木は横から見ると三角形で「三位一体」を表していると布教されました。父なる神が頂点で、子と精霊が底辺の両端に位置。そして、1419年にドイツのフライブルクで、パン職人の信心会が聖霊救貧院にツリーを飾ったのです。

 

この記録が、クリスマスツリーをクリスマスに飾る行為の最初の記録とされています。1600年代には、ドイツ各地で記録が残されるようになりました。

 

クリスマスツリーが世界各地に広まる経緯とは?

 

イギリスへは1840年、ヴィクトリア女王を通じて伝わったそうです。夫のアルバートがドイツ出身のため、彼のためにクリスマス・ツリーに飾って見せたというのです。そこから1860年代に入ると一般にも広まるようになったとのことです。

アメリカ合衆国のクリスマスツリーの歴史は、ドイツ移民によって1746年に飾られたのが初見です。アメリカで導入された当時は、イギリス系清教徒のアメリカ人から、「クリスマスツリーは異教の文化だ」と断じられ、反発された歴史もあるそうです。

ですから、今でこそクリスマスツリーキリスト教徒が殆どいない日本ですら一般的ですが、昔は色々な出来事があったという事ですね。こう考えるとクリスマスツリーを飾るのも意味あるものになりますよね(*´ω`*)

 

日本においてクリスマスツリーは宗教的な意味はない!

 

ただ、不思議なのは日本は国民の大半が仏教徒です。キリスト教の信者は殆どいないにも関わらず、ここまでクリスマスツリーを飾る風景が浸透するのは世界的にも珍しいのではと思います。

恐らくは日本人の宗教観が海外の国民に比べ薄いのも理由にはあるのではと予測されます。

日本の国民の宗教観が薄いが故に、商業目的にクリスマスツリーの需要が伸びたのも事実です。今では、以下のように通販サイトで、気軽にクリスマスツリーが購入もできます。

 

 

ただ、クリスマスツリーを飾るのは家族で過ごしたり、友人や恋人と過ごすための大切な時間といえるでしょう。そう考えると、クリスマスツリーは仏教徒が多い日本でも大切なものには変わりませんよね(#^^#)

 

以上、クリスマスツリーの飾り付けの疑問:クリスマスツリーを飾り付けるのは何の為?…という話でした。