Windows 起動が遅い…放置は危険?高速化するための基本チェック5選

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パソコンの起動が遅いとイライラしますよね。「まあ、そのうち直るか」と放置していませんか?実は、起動の遅延は単なるストレスだけでなく、パソコンの健康状態を示すサインであることも少なくありません。

この記事では、Windowsの起動が遅くなる原因を徹底的に解説し、誰でもすぐに実践できる高速化の基本対策を5つに絞ってご紹介します。パソコン初心者の方でも安心して読めるよう、専門用語を避け、分かりやすく説明しますので、ぜひ最後までお付き合いください。


【この記事で分かること】

  • Windowsの起動が遅くなる主な原因
  • パソコンの健康状態をチェックする方法
  • すぐに試せる具体的な高速化テクニック
  • 起動速度を維持するための日頃のメンテナンス方法




起動が遅くなる原因は?まずはパソコンの状態を見極めよう

「なぜか最近、パソコンの起動がやけに遅いな…」そう感じたとき、多くの方が最初に思い浮かべるのは「PCが古くなったからかな」という結論かもしれません。もちろん、それも一つの要因ですが、実はもっと身近なところに原因が潜んでいることがほとんどです。パソコンの起動が遅くなるのには、さまざまな理由が複雑に絡み合っています。ここでは、あなたのパソコンで何が起きているのかを見極めるために、特にありがちな原因を詳しく見ていきましょう。

常駐ソフトが多すぎるとWindowsの起動が重くなる

Windowsが起動する際、私たちはデスクトップ画面が表示されるのを待っています。しかし、その裏側では、たくさんのソフトウェアが「いつでも使えるように」と準備を始めています。この「いつでも使えるように待機しているソフト」を常駐ソフトと呼びます。

例えば、ウイルス対策ソフト、クラウドストレージ(DropboxやGoogle Driveなど)、チャットツール(SlackやDiscordなど)などが代表的です。これらの常駐ソフトは非常に便利ですが、その数が増えれば増えるほど、起動時に処理すべきタスクが増え、パソコンに大きな負荷をかけることになります。

特に、購入したパソコンに最初から入っている「プリインストールソフト」の中には、必ずしも必要ではないものが含まれていることが少なくありません。例えば、メーカー独自のサポートツールや、試用版のゲームなどです。

これらが勝手にバックグラウンドで動き出すと、気づかないうちに起動時間をどんどん延ばしてしまいます。常駐ソフトの多さは、まるでマラソン選手が重いリュックを背負って走るようなもので、パフォーマンスを著しく低下させるのです。

Windowsのタスクマネージャーを開いて、「スタートアップ」タブや「パフォーマンス」タブを見てみると、起動時にどれだけのソフトが動いているか、そしてCPUやメモリにどれだけの負荷がかかっているかを確認できます。

この問題の厄介なところは、ユーザー自身が意識していないうちに常駐ソフトが増えてしまうことです。新しいソフトをインストールする際、初期設定で「Windows起動時に自動的に実行する」という項目にチェックが入っていることがよくあります。

これを気にせずに進めてしまうと、どんどん常駐ソフトの数が増えていきます。結果として、最初はサクサク動いていたパソコンが、いつの間にか起動に数分かかるようになってしまうのです。

スタートアップアプリの整理ができていない

スタートアップアプリとは、Windowsが起動したと同時に自動的に立ち上がるプログラムのことです。先ほど触れた常駐ソフトの一部でもあります。これらのアプリは、起動と同時にユーザーがすぐに使える状態にするために設計されています。

しかし、この機能は諸刃の剣です。必要なアプリだけが自動起動するなら便利ですが、使う頻度の低いアプリや、そもそも必要のないアプリまで起動するよう設定されていると、起動時間の大きなボトルネックとなります。

例えば、LINEやSkypeなどのコミュニケーションアプリ、Spotifyのような音楽ストリーミングサービス、Adobe Creative Cloudのようなクリエイティブソフトのランチャーなど、多岐にわたります。

これらすべてが同時に起動しようとすると、パソコンのCPUやメモリに一気に負荷がかかり、他の起動プロセスを阻害します。パソコンがフリーズしたように見えたり、デスクトップ画面が表示されてもすぐに操作できなかったりするのは、このスタートアップアプリの処理が終わっていないためです。

スタートアップアプリの確認と整理は、パソコンの高速化において最も手軽で効果的な方法の一つです。タスクマネージャーの「スタートアップ」タブを開けば、現在自動起動するよう設定されているアプリの一覧と、それぞれが起動に与える影響度(高、中、低)が表示されます。

ここで「無効」に設定しても、アプリ自体が削除されるわけではありません。単に自動起動しなくなるだけなので、使いたいときに手動で起動すれば問題ありません。

特に注意したいのが、購入時にプリインストールされているメーカー独自のアップデートツールや、プリンターのユーティリティソフトなどです。これらは常に最新の状態を保つために自動起動するよう設定されていますが、毎日使うものでなければ無効にしても支障はありません。

不要なサービスがバックグラウンドで動いている

Windowsには、ユーザーが意識しないところで動いているサービスというプログラムが多数存在します。これはOSの動作に不可欠なものから、特定の機能を提供するものまで様々です。

例えば、Windows Updateを管理するサービス、Bluetoothデバイスを接続するためのサービス、プリントキューを管理するサービスなどです。これらのサービスは、常駐ソフトと同様にバックグラウンドで動作し、パソコンの資源(CPU、メモリ)を消費します。

通常、OSの動作に必要なサービスは自動的に起動し、停止させることは推奨されません。しかし、中には特定のハードウェアやソフトウェアに関連付けられたサービスで、もはや使っていないものが起動し続けている場合があります。

例えば、以前使っていたプリンターのサービスや、アンインストールしたソフトウェアの残骸サービスなどが挙げられます。これらは、パソコンに何の利益ももたらさないにもかかわらず、起動時にわずかながら負荷をかけ続けます。

サービスの管理は、タスクマネージャーよりもさらに専門的な「サービス」管理ツールで行います。これを闇雲に停止させてしまうと、Windowsの動作に不具合をきたす可能性があるため、慎重な対応が求められます。

しかし、明らかに不要なサービス(例えば、使っていないメーカー独自ツールの関連サービスなど)を特定して無効化することで、起動プロセスをわずかにですが軽量化することが可能です。

不要なサービスを特定する際のポイント

  • サービス名: サービス名から、その役割を推測できる場合が多いです。
  • 説明: サービス管理ツールには、各サービスの説明が表示されます。
  • 状態: 「実行中」となっているサービスを確認します。
  • スタートアップの種類: 「自動」に設定されているものが、Windows起動時に自動的に立ち上がるサービスです。

ハードディスクの断片化や寿命の影響もあり得る

多くのパソコンは、データの読み書きに**ハードディスクドライブ(HDD)を使用しています。HDDは、円盤状のプラッタという部品が高速回転し、磁気ヘッドがデータの読み書きを行う仕組みです。

この構造上、ファイルを書き込んだり削除したりを繰り返すと、データがプラッタ上のあちこちに飛び飛びに保存されてしまいます。この状態を断片化(フラグメンテーション)**と呼びます。

データが断片化すると、HDDはファイルを読み込む際に、ヘッドを何度も移動させてバラバラになったデータを集める必要が生じます。これにより、データの読み込み速度が大幅に低下し、結果としてWindowsの起動時間にも悪影響を及ぼします。

これは、まるで図書館で本を探すときに、本のページがバラバラの棚に保管されているような状態です。一冊の本を読むために、何冊もの本棚を巡る手間がかかります。

断片化の度合いは、Windowsに標準搭載されている「ドライブのデフラグと最適化」ツールで確認・解消することができます。このツールは、バラバラになったデータを整理し、一つの塊にまとめる役割を果たします。

記憶媒体の種類デフラグの必要性特徴
HDD定期的なデフラグ推奨物理的な動作でデータ読み書きを行うため、断片化が性能に直結する。
SSDデフラグは不要物理的な動作がなく、どの場所に保存されたデータでも瞬時にアクセスできるため、断片化の影響を受けない。逆にデフラグは寿命を縮める。
ハイブリッドHDDデフラグは不要フラッシュメモリ部分への頻繁なデータ書き換えは寿命を縮める可能性がある。

また、HDDには寿命があります。一般的に、HDDの平均寿命は3年から5年と言われており、使用年数が長くなるにつれて読み書き速度が低下したり、物理的な故障のリスクが高まったりします。もしパソコンの起動が突然遅くなったと感じたら、HDDの健康状態を確認することも重要です。

参照元:東芝ストレージ&デバイスソリューション – HDDの寿命と故障の兆候

Windows Updateのタイミングが悪影響を与えることも

Windowsは、セキュリティの強化や新機能の追加のために、定期的にWindows Updateを実施します。このアップデートは、通常バックグラウンドで自動的にダウンロードされ、再起動のタイミングで適用されることが多いです。

しかし、このアップデートが適用されるタイミングと、パソコンを起動するタイミングが重なると、起動時間が通常よりもはるかに長くなることがあります。

これは、Windowsが起動に必要なファイルやシステム設定を更新するために、多くの処理を実行するためです。特に、大型の機能アップデート(バージョンアップ)では、ファイルの再構築や設定の移行に時間がかかり、起動に数十分かかることも珍しくありません。

この場合、起動が遅いからといって強制的にシャットダウンしたり、電源を切ったりすると、アップデートが中断されてしまい、Windowsが正常に起動しなくなるなどの深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。

この問題のやっかいな点は、ユーザーが意図的に発生させているわけではなく、Windowsの仕様上避けられない点です。しかし、これを理解していれば、起動が遅いときも慌てずに、アップデートが完了するまで待つことができます。アップデート中であることが画面に表示されることが多いので、その際は焦らずに待ちましょう。


セキュリティソフトが重すぎて足を引っ張るケース

パソコンの安全を守るために必須のセキュリティソフトですが、その種類や設定によっては、Windowsの起動時間を著しく遅くしてしまうことがあります。

セキュリティソフトは、パソコンの起動と同時に動作を開始し、ウイルスやマルウェアのスキャンを始めたり、不審な通信がないかを監視したりします。この一連の動作が、他の起動プロセスと競合し、CPUやメモリに大きな負荷をかけることがあるのです。

特に、高性能なスキャン機能を搭載したセキュリティソフトや、複数の保護機能を同時に有効にしている場合、その影響は顕著になります。また、セキュリティソフト自体が古いバージョンであったり、他のソフトとの相性が悪かったりする場合も、起動の遅延につながることがあります。

セキュリティソフトが原因で起動が遅くなる場合のチェックポイント

  • リアルタイムスキャン機能
    起動時にOSのコアファイルをスキャンする設定になっているか。
  • 常駐機能の多さ
    ファイアウォール、迷惑メール対策、Web保護など、複数の機能が常に有効になっていないか。
  • 他ソフトとの競合
    他のセキュリティ関連ソフト(例えば、Windows Defender)と同時に動作していないか。

最近のWindowsには標準で「Windows Defender」というセキュリティ機能が搭載されており、多くのユーザーにとってはこれだけで十分な保護を提供します。

もし、市販のセキュリティソフトをインストールしていて、かつ起動が遅いと感じるなら、一度そのソフトの起動設定を見直したり、必要であればアンインストールしてWindows Defenderのみの環境にしてみるのも一つの手です。

SSDにしても起動が遅い場合は設定ミスを疑うべき

最近のパソコンは、HDDに代わってSSD(ソリッドステートドライブ)を搭載しているものが主流です。SSDはHDDのような物理的な動作がなく、データの読み書きが非常に高速です。そのため、HDDからSSDに換装するだけで、起動時間は劇的に短縮されます。

しかし、中には「SSDにしたのに起動が遅い…」という声も聞かれます。この場合、SSD自体の問題というよりも、設定ミスやソフトウェアの問題が原因である可能性が高いです。

SSDに換装後、起動が遅いと感じる主な原因は、先ほど述べた「スタートアップアプリ」や「常駐ソフト」の多さにあります。SSDはデータの読み込みが速いので、一つひとつのアプリの起動は瞬時に行われますが、その数が多すぎると、いくら速いSSDでも処理が追いつかなくなり、結果として全体の起動時間が長くなってしまいます。

また、Windowsの設定で**「高速スタートアップ」**が有効になっていない場合も考えられます。この機能は、シャットダウン時にパソコンの状態を一時ファイルに保存し、次回の起動を高速化するものです。

SSDとの相性が非常に良く、これを有効にすることで起動時間がさらに短縮されます。ただし、デュアルブート環境などではトラブルの原因になることがあるため、注意が必要です。


今すぐできる!Windowsを高速起動させる5つの基本対策

パソコンの起動が遅くなる原因を理解したところで、次は具体的な対策を講じていきましょう。「難しそう…」と思うかもしれませんが、ご安心ください。

ここでご紹介する5つの対策は、パソコン初心者の方でも簡単に実践できる、効果の高いものばかりです。これらの対策を行うことで、あなたのパソコンはきっと見違えるほど軽快に動き出すはずです。


【以下で分かること】

  • スタートアップを整理する具体的な手順
  • 「高速スタートアップ」を有効にする設定方法
  • HDDからSSDに換装するメリットと注意点
  • 定期的に行うべきパソコンのメンテナンス方法

スタートアップのアプリを必要最小限にする

パソコンの起動時間を短縮する上で、最も効果的で手軽なのがスタートアップアプリの整理です。タスクマネージャーを使えば、どのアプリが起動に影響を与えているか一目で分かります。

手順

  1. タスクマネージャーを起動
    • Ctrl + Shift + Esc キーを同時に押すか、タスクバーを右クリックして「タスクマネージャー」を選択します。
  2. 「スタートアップ」タブを選択
    • タスクマネージャーの上部にある「スタートアップ」タブをクリックします。
  3. 不要なアプリを無効化
    • 一覧の中から、Windows起動時に自動で立ち上がる必要がないアプリを右クリックし、「無効化」を選択します。
    • 特に、影響度が高(High impact)と表示されているアプリから無効化していくと効果的です。
アプリの種類無効化しても問題ないか無効化することで得られるメリット
音楽プレイヤー起動時にメモリを消費せず、起動時間が短縮される。音楽を聴きたいときに手動で起動すればOK。
チャットアプリ必要であれば手動で起動。常に待機している必要がないなら無効化する。
クラウドサービス同期が必要な場合は有効のまま。必要に応じて無効化し、手動で同期する。
Adobe Creative Cloudクリエイティブソフトを頻繁に使わないなら無効化。作業開始時に起動すれば良い。
メーカー独自ツール基本的に不要。アップデートは手動でも可能。
セキュリティソフト×無効化するとウイルス対策ができなくなるため、有効のままにしておく。

この作業は、パソコンの性能を大きく向上させるだけでなく、起動後のメモリ使用量を減らすことにもつながります。

どのアプリを無効化すべきか迷った場合は、**「自分にとって必要不可欠なアプリはどれか」**という視点で判断してみてください。ほとんどのアプリは、使いたいときに手動で起動しても何ら問題ありません。

不要な常駐ソフトをアンインストール・無効化する

スタートアップアプリの整理と並行して行いたいのが、不要な常駐ソフトのアンインストールです。特に、パソコンを購入した時に最初から入っていた「プリインストールソフト」の中には、一度も使わないまま常駐しているものが多数存在します。これらを削除することで、起動時の負荷を根本的に軽減できます。

手順

  1. 「アプリと機能」を開く
    • Windows + I キーを同時に押し、設定アプリを開きます。
    • 「アプリ」を選択し、左側のメニューから「アプリと機能」をクリックします。
  2. 不要なソフトをアンインストール
    • アプリの一覧の中から、使わないソフトを選択し、「アンインストール」ボタンをクリックします。
    • 注意: メーカー独自ツールやドライバーなど、アンインストールするとパソコンの動作に影響が出るソフトもあるため、不明なソフトは無理に削除しないようにしましょう。

アンインストールが不安な場合は、そのソフトが本当に必要なものなのかをインターネットで調べてから判断することをおすすめします。もしアンインストールが難しい、あるいは一時的に無効化したいだけであれば、タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで無効化するだけでも一定の効果が得られます。

また、ブラウザの拡張機能も常駐ソフトの一種です。例えば、ChromeやFirefoxに多数の拡張機能を追加している場合、これも起動の遅延につながることがあります。使っていない拡張機能は定期的に見直して削除する習慣をつけましょう。


「高速スタートアップ」を有効にする設定方法

高速スタートアップは、Windows 8以降に搭載された機能で、シャットダウン時に一部のシステム情報を保存しておくことで、次回の起動を高速化します。SSDとの組み合わせで特に効果を発揮します。

手順

  1. コントロールパネルを開く
    • 検索バーに「コントロールパネル」と入力して開きます。
  2. 「電源オプション」を選択
    • 表示方法を「大きいアイコン」または「小さいアイコン」にして、「電源オプション」をクリックします。
  3. 「電源ボタンの動作を選択する」
    • 左側のメニューにある「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
  4. 「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリック
    • 「高速スタートアップを有効にする」の項目がグレーアウトしている場合、このリンクをクリックします。
  5. 「高速スタートアップを有効にする」にチェック
    • 「シャットダウン設定」の項目にある「高速スタートアップを有効にする」にチェックを入れて、「変更の保存」をクリックします。

注意点: この機能を有効にすると、シャットダウンが「完全なシャットダウン」ではなくなるため、まれに一部のドライバーが正しく読み込まれなかったり、デュアルブート環境でLinuxなどのOSと競合したりする場合があります。もし不具合が発生した場合は、この設定を無効に戻してみてください。

HDDならSSDに換装して起動時間を劇的短縮

もしあなたのパソコンがまだHDDを使っているなら、SSDへの換装は、起動速度を劇的に改善する最も効果的な方法です。HDDは物理的な部品が動くため、データの読み書きに時間がかかりますが、SSDは半導体メモリで構成されているため、電気的な信号で瞬時にアクセスできます。

これにより、Windowsの起動だけでなく、アプリケーションの立ち上げやファイルの読み書きも圧倒的に速くなります。

HDD(ハードディスクドライブ)SSD(ソリッドステートドライブ)
速度読み書きが遅い読み書きが非常に高速
価格安価で大容量同容量では高価
耐久性物理的な衝撃に弱い物理的な衝撃に強い
静音性動作音がする動作音がない
寿命物理的な摩耗や劣化で寿命がくる書き換え回数に限界があるが、通常の使用では問題ないレベル

換装の方法

  1. データ移行
    • 現在のHDDのデータを新しいSSDに丸ごとコピーする作業が必要です。これには、専用のソフトウェアや換装キットを使用するのが一般的です。
  2. 物理的な交換
    • ノートパソコンの場合は、底面カバーを開けてHDDとSSDを交換します。デスクトップパソコンの場合は、PCケースを開けて交換します。

パソコンの分解に自信がない場合は、専門の業者に依頼することも可能です。費用はかかりますが、安全に換装作業を行ってもらえます。SSDへの換装は、少々手間と費用がかかりますが、その効果は費用対効果を大きく上回るでしょう。

ディスククリーンアップとデフラグで最適化する

パソコンを長く使っていると、不要なファイル(キャッシュ、一時ファイルなど)がどんどん溜まっていきます。これらのファイルは、ディスクの空き容量を圧迫するだけでなく、システムのパフォーマンスにも影響を与えます。

また、HDDを使用している場合は、先述の断片化もパフォーマンス低下の大きな原因となります。これらを解消するために、定期的なディスククリーンアップと**デフラグ(最適化)**が非常に重要です。

ディスククリーンアップの手順

  1. 検索バーに「ディスククリーンアップ」と入力
  2. クリーンアップしたいドライブを選択
    • 通常はC:ドライブを選択します。
  3. 削除するファイルを選択
    • 「ダウンロードされたプログラムファイル」「インターネット一時ファイル」「ごみ箱」など、削除しても問題ない項目にチェックを入れます。
    • 「システムファイルのクリーンアップ」をクリックすると、Windows Updateの古いデータなど、さらに多くの不要ファイルを削除できます。
  4. 「OK」をクリック

デフラグ(最適化)の手順

  1. 検索バーに「デフラグ」と入力
  2. 「ドライブのデフラグと最適化」を選択
  3. 最適化したいドライブを選択
  4. 「最適化」をクリック
    • SSDの場合は「最適化」ではなく「トリム(Trim)」という処理が行われます。SSDの寿命を縮めるので、デフラグは行わないでください。Windows 10/11はSSDを自動で認識し、デフラグではなくトリム処理を自動で行うため、手動で操作する必要はほとんどありません。

これらの作業は、パソコンの動作を軽くするだけでなく、ハードディスクの健康を保つ上でも重要です。月に1回程度の頻度で実施することをおすすめします。


自動起動サービスを見直して軽量化する方法

スタートアップアプリの整理と同様に、Windowsの起動を妨げているのが、バックグラウンドで自動的に起動するサービスです。不要なサービスを停止することで、起動時のCPUやメモリの負荷を減らし、パソコンを軽量化できます。ただし、重要なサービスを停止してしまうと、Windowsが正常に動作しなくなる可能性があるため、慎重に行う必要があります。

手順

  1. 検索バーに「サービス」と入力
  2. 「サービス」アプリを開く
  3. 不要なサービスを特定
    • サービスの一覧から、名前や説明を見て、使っていないソフトウェアに関連するサービスを探します。
  4. スタートアップの種類を変更
    • サービスを右クリックして「プロパティ」を開きます。
    • 「スタートアップの種類」を「自動」から「手動」または「無効」に変更します。
スタートアップの種類意味
自動Windows起動時に自動的に実行される。
手動ユーザーや他のプログラムから要求されたときにのみ実行される。
無効完全に停止され、実行されない。

警告: サービスの停止は、パソコンの動作に深刻な影響を与える可能性があります。何のサービスか不明な場合は、むやみに変更しないようにしてください。変更する前に、インターネットでサービス名について詳しく調べてから判断するようにしましょう。

ウイルススキャンとWindowsのトラブル診断も忘れずに【まとめ】

最後に、パソコンの起動が遅い原因が、ウイルスやマルウェアの感染、あるいはOS自体のトラブルである可能性も考慮に入れるべきです。定期的なウイルススキャンと、Windowsに標準搭載されているトラブルシューティングツールの活用も忘れずに行いましょう。

ウイルススキャン

  • 普段お使いのセキュリティソフトで、定期的にフルスキャンを実行します。
  • もしセキュリティソフトを導入していない場合は、Windows Defenderの「完全スキャン」を実行しましょう。

Windowsのトラブル診断

  • Windowsには「トラブルシューティング」機能があり、様々な問題を自動的に診断・修復してくれます。
  • 「設定」>「更新とセキュリティ」>「トラブルシューティング」から、関連する項目を選択して実行してみましょう。

以上、Windowsの起動が遅い場合の主な原因と、誰でもすぐにできる対策について解説してきました。これらの対策を一つひとつ試していくことで、きっとあなたのパソコンは驚くほど快適に使えるようになるはずです。

【まとめ】

  • Windowsの起動が遅い原因は、常駐ソフトやスタートアップアプリの多さが原因のことがほとんどです。
  • タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで、不要なアプリを無効化するのが最も手軽で効果的な対策です。
  • 普段使わないプリインストールソフトなどは、積極的にアンインストールして、パソコンをスリム化しましょう。
  • HDDを使用している場合は、定期的なディスククリーンアップとデフラグが重要です。SSDの場合は、デフラグは不要です。
  • SSDへの換装は、費用はかかりますが、起動速度を劇的に改善する最も効果的な方法です。
  • Windowsの「高速スタートアップ」機能を有効にすることで、起動時間をさらに短縮できます。
  • 普段意識しないところで動いている「サービス」を見直すことで、さらに軽量化が可能です。
  • Windows Updateのタイミングによっては、起動時間が長くなることがありますが、これは正常な動作なので焦らず待ちましょう。
  • セキュリティソフトの設定や、ウイルス感染も起動遅延の原因となるため、定期的なスキャンは必須です。
  • 起動が遅いと感じたら、まずは「タスクマネージャー」を開いて、パソコンの状態を見極めることが大切です。
  • 何よりも、日頃からパソコンの中を整理整頓する習慣をつけることが、快適なPCライフを送る上で最も重要です。

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