Windows ブルースクリーン エラーコード一覧|原因と対処法を完全解説【初心者向け】

パソコン・スマホ




Windowsを使っていると、突然画面が青一色になり、見たことのないエラーコードが表示されてPCが停止してしまうことがあります。これは「ブルースクリーン」と呼ばれ、PCに深刻な問題が発生したことを知らせるWindowsからの緊急停止信号です。

一見すると絶望的に見えるかもしれませんが、表示されるエラーコードの意味を理解し、正しい対処法を知っていれば、自力で問題を解決できる可能性は十分にあります。この記事では、ブルースクリーンの基本的な仕組みから、よく見られるエラーコードごとの原因と具体的な対処法まで、初心者の方にも分かりやすく丁寧に解説していきます。


【この記事で分かること】

  • ブルースクリーンが発生する原因と仕組み
  • エラーコードの見方と重要ポイント
  • 代表的なエラーコードごとの具体的な対処法
  • エラー発生時に慌てず冷静に対応する手順




まずはブルースクリーンの仕組みとエラーコードの基本を知ろう

Windowsのブルースクリーン(BSoD: Blue Screen of Death)は、システムに致命的なエラーが発生した際に、これ以上の動作を続けるとPCが物理的に損傷する可能性があるため、OSが安全に停止する仕組みです。この緊急停止は、ハードウェアの故障、ドライバーの不具合、ソフトウェアの競合など、様々な原因で引き起こされます。

慌ててしまうかもしれませんが、画面に表示される情報こそが、問題解決の糸口となります。まずは、ブルースクリーンの基本的な知識を身につけ、エラー画面を冷静に読み解く方法を学びましょう。


Windowsのブルースクリーンとは?よくある発生タイミングと特徴

Windowsのブルースクリーンとは、OSのカーネルレベルで回復不能なエラーが起きたときに表示される、PCの緊急停止画面のことです。

通常、Windowsはアプリケーションやサービスを安全に実行するために、いくつもの層(レイヤー)で動いています。 しかし、その最も深い部分にある「カーネル」という中核部分で問題が起こると、OS全体が不安定になり、正常な動作を維持できなくなります。

このままPCを動かし続けると、最悪の場合、データが破損したり、ハードウェア自体が壊れたりする恐れがあります。 そこで、Windowsは自らを保護するために、強制的にPCを停止させ、青い画面にエラー情報を表示するのです。 これは、車が故障したときに、エンジンの警告灯が点灯するようなものだと考えてください。

ブルースクリーンがよく発生するタイミングには、以下のようなケースがあります。

Windowsの起動中
OSの起動プロセス中に、必要なファイルやドライバーが読み込めない場合に発生します。  これは、システムのファイルが破損しているか、ハードウェアに問題がある可能性が高いです。  特に、メモリやストレージ(SSD/HDD)の不具合が原因となることが多いです。

新しいデバイスの接続後
新しいUSB機器やグラフィックボードなどを接続した直後に、そのデバイスに対応するドライバーが正しく動作しないと発生することがあります。  互換性のないドライバーや、インストールに失敗したドライバーが原因となることが多いです。

特定のソフトウェアの実行中
特定のゲームやアプリケーションを起動した途端にブルースクリーンになる場合、そのソフトウェアがシステムに深刻な影響を与えている可能性があります。  特に、セキュリティソフトや仮想化ソフト、PCのパフォーマンスを向上させるツールなどは、システムの深い部分にアクセスするため、問題を引き起こしやすいです。

Windows Updateの適用後
Windows Updateによって、新しいドライバーやシステムファイルが適用された後、既存のハードウェアやソフトウェアとの間に競合が起きることがあります。  この場合、更新プログラムをアンインストールすることで問題が解決することもあります。

高負荷な作業中
PCのCPUやGPUに高い負荷がかかる作業(例:重いゲーム、動画編集)中にブルースクリーンが発生する場合、ハードウェアのオーバーヒートや電源供給の不足が考えられます。  特に、PC内部に埃が溜まっていたり、冷却ファンが正常に機能していなかったりすると、熱暴走が原因でエラーが発生しやすくなります。

ブルースクリーンの特徴は、PCが突然再起動することなく、エラー画面が表示されたままフリーズする点です。 PCが正常にシャットダウンされることはなく、強制的に電源を切るか、エラー画面の指示に従って再起動するしかありません。 この特性を理解し、エラー画面に表示される情報を落ち着いてメモすることが、後の対処につながります。


ブルースクリーンに表示されるエラーコードの意味と役割

ブルースクリーン画面には、いくつかの重要な情報が表示されていますが、その中でも特に重要なのが「エラーコード」です。

エラーコードは、PCで発生した問題の種類を特定するための暗号のようなものです。 例えば、「0x0000007E」や「CRITICAL_PROCESS_DIED」といった形式で表示されます。 これらのコードは、単純な数字やアルファベットの羅列に見えますが、それぞれが特定の障害やエラーを示しています。

ブルースクリーンに表示されるエラーコードは、主に以下の2つの役割を持っています。

  1. 問題の特定
    エラーコードを見ることで、発生した問題が何に起因しているのか、大まかな見当をつけることができます。 例えば、「PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA」というコードは、PCのメモリに関連する問題であることを示唆しています。
    これにより、「まずはメモリの状態をチェックしてみよう」といった、具体的な次のステップを立てることができます。
  2. 原因の絞り込み
    エラーコードは、単に問題の種類を示すだけでなく、その原因を絞り込むためのヒントも提供してくれます。 例えば、同じ「0x0000007E」というコードでも、その下に表示されるファイル名(例:abc.sys)を見ることで、特定のドライバーが問題を引き起こしている可能性が高いと判断できます。
    この情報があれば、原因となっているドライバーを特定し、再インストールや更新を行うことで問題を解決できることがあります。

ブルースクリーンは、単にPCが壊れたことを告げるだけでなく、「なぜ壊れたのか」というヒントを与えてくれる、いわば「PCからのメッセージ」なのです。 エラーコードをメモし、それを手がかりにインターネットで検索することで、同じ問題に遭遇した他のユーザーの対処法や、公式な解決策を見つけることができます。 このエラーコードを正確に把握することが、問題解決の第一歩となります。


「STOPコード」と「エラーコード」の違いを理解しよう

ブルースクリーンに表示されるエラー情報には、「STOPコード」と「エラーコード」という2つの呼び方があり、混同されがちですが、これらは同じものを指していることがほとんどです。

昔のWindows(Windows XP以前)では、画面に「STOP:」という文字から始まるエラーメッセージが表示されていたため、「STOPコード」という呼び方が一般的でした。

しかし、Windows 7以降では、「STOPコード」という表記は使われなくなり、「エラーコード」や「バグチェックコード」と呼ばれるようになりました。 現在のWindows 10や11では、エラー画面の下部に表示される「停止コード」(Stop Code)という部分に、そのコードが記載されています。

たとえば、「CRITICAL_PROCESS_DIED」というメッセージは、停止コードそのものであり、PCの重要なプロセスが停止したことを示しています。 一方、「0x0000007E」のような16進数のコードは、その停止コードに対応する数値であり、こちらも「エラーコード」と呼ばれます。

STOPコード
・PCが強制的に停止した理由を示すメッセージ(例:CRITICAL_PROCESS_DIED
・より人間が理解しやすい文字列で表される

エラーコード
・STOPコードに対応する16進数の数値(例:0x0000007E
・より詳細な情報や、プログラミング上の問題を示す場合が多い

このように、どちらの呼び方も同じブルースクリーンエラーを指していますが、現代のWindowsでは「停止コード」や「エラーコード」という呼び方が主流です。 もし、インターネットで情報収集する際に「STOPコード」という言葉を見かけても、それはブルースクリーンに表示されたエラーコードのことだと理解して問題ありません。

この違いを理解しておくことで、古い情報源を参照する際にも、混乱せずに正確な情報を得ることができます。 どちらの呼び方でも、PCが発する「何らかの異常信号」であるという認識が重要です。


エラー発生時に確認すべき画面上の重要ポイント

ブルースクリーンが表示されたとき、多くの人はパニックになりがちですが、実は画面には問題解決に役立つヒントがいくつか含まれています。 冷静になって、以下の3つのポイントを必ず確認しましょう。

  1. 停止コード(Stop Code)
    画面の中央または下部に、CRITICAL_PROCESS_DIEDPAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREAといった形で表示される、最も重要な情報です。 このコードは、エラーの大まかな種類を示しています。 これをGoogleで検索するだけで、多くの情報が得られます。
  2. エラーの原因となったファイル名(if any)
    停止コードのすぐ下や、エラーメッセージの横に、特定のファイル名が表示されることがあります。 例えば、C:\Windows\System32\drivers\nvlddmkm.sysのように表示された場合、これはNVIDIAのグラフィックドライバーが原因でエラーが発生した可能性が高いことを示しています。 この情報があれば、特定のドライバーの更新や再インストールを試すなど、より具体的な対処法を講じることができます。
    (参照元:Microsoft Docs – Bug Check Code Reference)
  3. QRコード
    Windows 10以降のブルースクリーン画面には、スマートフォンで読み取れるQRコードが表示されることがあります。 このQRコードをスキャンすると、Microsoftのサポートページにアクセスでき、エラーコードに関する情報や一般的な対処法を確認することができます。 PCが使えない状態でも情報を得られるため、非常に便利です。

これらの情報は、PCが再起動するまでの間にしか確認できません。 そのため、可能であればスマートフォンなどで画面を撮影するか、メモを取ることを強くお勧めします。 特に、ファイル名が表示されている場合は、それをメモすることが原因究明の大きな手助けとなります。

これらの情報を確認せずにPCを再起動させてしまうと、次にいつ同じエラーが発生するか分からず、原因の特定が難しくなります。 ブルースクリーンは、単なるPCの故障ではなく、問題を解決するための手がかりを与えてくれているのだと考えて、冷静に対応しましょう。


Windows10・11どちらでも起こる?バージョン別の違いとは

Windowsのブルースクリーンは、OSのバージョンに関わらず発生する可能性があります。 しかし、Windows 10とWindows 11では、ブルースクリーンの見た目や機能にいくつかの違いがあります。

Windows 10
・背景色が青色 ・画面下部に、PCの再起動を促すメッセージが表示される
・QRコードが表示される

Windows 11
・初期設定では背景色が黒色 ・画面デザインがよりシンプルになっている
・こちらもQRコードが表示される

このように、Windows 11では背景色が黒く変更されましたが、基本的なエラー情報の表示形式や、QRコードの機能は同じです。 どちらのバージョンでも、表示される停止コードやファイル名を確認することが、問題解決の鍵であることに変わりはありません。

(参照元:Microsoftサポート – Windows 11 のブルースクリーン エラー

また、Windows 10から11にアップグレードした直後にブルースクリーンが発生する場合、ハードウェアの互換性の問題や、ドライバーの不具合が原因となっていることがあります。 特に、アップグレード前に使っていた古いデバイスのドライバーが、新しいOSに対応していないケースがよく見られます。

この場合、デバイスマネージャーから問題のあるドライバーを特定し、最新のドライバーに更新するか、互換性のある古いバージョンに戻すことで解決できる場合があります。

また、Windows 11の「設定」アプリには、トラブルシューティングツールが内蔵されており、自動的に問題を診断・修復してくれる機能もあります。 OSのバージョンに関わらず、まずはエラーコードをメモし、冷静に情報を集めることが大切です。


一時的なエラー?恒常的な不具合?見分け方のコツ

ブルースクリーンが一度だけ発生し、その後は正常にPCが動作する場合、それは「一時的なエラー」である可能性が高いです。

例えば、

・PCが高負荷な状態で、一時的にメモリが足りなくなった
・特定のソフトウェアが、起動時にシステムに一時的な負担をかけた
・電源供給が不安定だった

といったケースが考えられます。 このような場合は、PCを再起動するだけで問題が解決し、その後は同じエラーが再発しないことがほとんどです。 しかし、もしブルースクリーンが何度も繰り返し発生するようであれば、それはPCに根本的な「恒常的な不具合」がある可能性が高いです。

恒常的な不具合の原因としては、以下のようなものが考えられます。

ハードウェアの故障
特に、メモリ、ストレージ(SSD/HDD)、グラフィックボードの故障は、ブルースクリーンの一般的な原因です。  これらのパーツに物理的な損傷があったり、寿命が近づいている場合に発生しやすいです。

ドライバーの不具合
古いドライバー、互換性のないドライバー、あるいは破損したドライバーは、システムに深刻な影響を与えます。  特に、新しいデバイスを接続したり、Windows Updateを適用したりした後に、エラーが頻発するようになった場合は、ドライバーが原因である可能性が高いです。

システムファイルの破損
ウイルス感染や不適切なシャットダウンによって、Windowsの重要なシステムファイルが破損することがあります。  この場合、PCの起動すらできなくなることもあります。  Windowsには、システムファイルを修復するコマンド(sfc /scannowなど)が用意されており、これらを試すことで解決できる場合があります。

もし、ブルースクリーンが繰り返し発生するようであれば、原因を特定するために、より詳細な診断を行う必要があります。 例えば、メモリ診断ツール(Windowsに内蔵)や、ハードウェアのベンチマークソフトを使って、各パーツに問題がないかチェックしてみましょう。

また、PCのイベントビューアーを確認すると、ブルースクリーン発生時の詳細なログが記録されており、原因の特定に役立ちます。

イベントビューアーの確認方法

  1. スタートボタンを右クリックし、「イベントビューアー」を選択
  2. 左側のツリーから「Windowsログ」→「System」を選択
  3. ブルースクリーンが発生した日時のエラーログを探す

ログには、エラーコードや、原因となったドライバー名などが記載されていることがあります。 このように、一度きりのエラーか、繰り返し発生するエラーかを見分けることで、その後の対処の方向性を決めることができます。


自動再起動のせいで確認できない時の対処法

ブルースクリーンが発生した際、PCがエラー情報を表示した直後に自動的に再起動してしまうことがあり、エラーコードを確認できない場合があります。 これは、Windowsの初期設定で「エラー発生時に自動的に再起動する」という機能が有効になっているためです。

この自動再起動を無効にするには、以下の手順で設定を変更します。

  1. PCを再起動し、Windowsの起動が始まる前にF8キーを連打します。 (PCによっては、F2、F12、Escなどのキーの場合もあります。PCのメーカーサイトで確認してください。)
  2. 「詳細ブートオプション」画面が表示されたら、「自動的に再起動しない」を選択します。
  3. これで、ブルースクリーンが発生しても、PCは再起動せずにエラー画面を表示したままになります。

これにより、エラーコードをじっくりとメモしたり、スマートフォンのカメラで撮影したりする時間が確保できます。 ただし、PCが起動できない状態の場合、この設定変更はできません。

その場合は、以下のような方法でエラーコードを確認することができます。

1. イベントビューアーで確認する

先ほども説明しましたが、ブルースクリーンが発生した際、PCはイベントログにその詳細を記録しています。  PCが正常に起動できるようになったら、イベントビューアーを開いて、ブルースクリーンが発生した日時を特定し、ログを確認しましょう。  ログには「BugCheck」というキーワードでエラー情報が記録されています。

2. minidumpファイルを確認する

ブルースクリーンが発生すると、Windowsは「minidump」と呼ばれる小さなファイルを作成します。  このファイルには、エラー発生時のメモリの状態や、ドライバー情報などが記録されています。  minidumpファイルは、C:\Windows\Minidumpフォルダに保存されており、これを解析するツール(例:BlueScreenView)を使うことで、エラーコードや原因となったファイルを特定できます。  

ただし、minidumpファイルは通常、非表示になっているため、エクスプローラーの「表示」タブから「隠しファイル」にチェックを入れる必要があります。

自動再起動は、ユーザーにエラー画面を見せることなくPCを復旧させるための便利な機能ですが、原因究明を妨げることもあります。 ブルースクリーンが頻発する場合は、一時的にこの機能を無効に設定することをおすすめします。 これにより、次にエラーが発生したときに、正確なエラーコードを把握し、スムーズに原因特定と対処に進むことができます。


エラーコード別の原因と対処法を詳しく解説します

ブルースクリーンに表示されるエラーコードは数多く存在しますが、その中でも特に頻繁に見られる代表的なものがあります。 ここでは、それらのエラーコードについて、具体的な原因と、初心者の方でも試せる対処法を詳しく解説していきます。

エラーコードを冷静に確認し、このリストからあなたのPCに表示されたコードを探してみてください。 原因が分かれば、解決への道筋がぐっと見えてきます。


【以下で分かること】

  • 代表的なブルースクリーンエラーコード
  • それぞれの具体的な原因と対策
  • 自力で試せる修理方法
  • エラーコードから原因を特定するポイント

0x0000007E(SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED)の原因と修復法

エラーコード:0x0000007E 停止コード:SYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLED

このエラーは、システムのスレッドが、処理できない例外(予期せぬエラー)を発生させたときに起こります。 簡単に言うと、Windowsの内部で動いているプログラムが、想定外の事態に直面し、これ以上動作を続けられなくなった状態です。

原因は多岐にわたりますが、主にドライバーの不具合や、ハードウェアの互換性の問題が関係していることが多いです。

このエラーの一般的な原因は以下の通りです。

互換性のないドライバー
最も多い原因の一つです。  新しいデバイスを接続したり、既存のドライバーを更新したりした後にこのエラーが発生した場合、そのドライバーがWindowsのバージョンや他のハードウェアと競合している可能性があります。

システムの不具合
Windowsのシステムファイル自体に何らかの不具合や破損がある場合にも、このエラーは発生します。  ウイルス感染や、予期せぬPCのシャットダウンなどが原因で、システムファイルが破損することがあります。

ハードウェアの不具合
メモリ(RAM)やストレージ(SSD/HDD)に物理的な問題がある場合も、このエラーが起こり得ます。  特に、メモリが正しく認識されていなかったり、不良セクターが発生していたりすると、プログラムが正常に動作できなくなり、このエラーにつながることがあります。


0x0000007Eの対処法

1. 最近インストールしたドライバーをアンインストールまたは更新する

 もし、このエラーが新しいデバイスやドライバーのインストール後に発生した場合は、まずそのドライバーを削除するか、公式サイトから最新版をダウンロードして再インストールしてみてください。

2. システムファイルチェッカーを実行する

 コマンドプロンプトを管理者として実行し、sfc /scannowと入力してEnterを押します。  このコマンドは、破損したシステムファイルを自動的にスキャンし、修復してくれます。  完了するまでには時間がかかる場合がありますが、システムファイルが原因の場合は効果的です。  

(参照元:Microsoftサポート – SFC スキャン

3. メモリ診断を実行する

 Windowsに内蔵されている「Windowsメモリ診断」ツールを使って、メモリに問題がないかチェックします。  検索バーに「メモリ」と入力し、「Windowsメモリ診断」を選択。  「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」を選択すると、PCが再起動し、メモリチェックが始まります。  これで問題が見つかった場合は、メモリの交換を検討する必要があります。

4. Windowsの復元ポイントを使用する

 エラーが発生する前の状態にシステムを戻すことで、問題が解決することがあります。  「システムとセキュリティ」から「システム」→「システムの保護」→「システムの復元」を選択し、適切な復元ポイントを選びます。  ただし、この操作は、復元ポイント作成後にインストールしたプログラムやドライバーが削除されるため、注意が必要です。

これらの対処法を試すことで、多くのケースでこのエラーを解決することができます。 重要なのは、原因を特定すること。 エラー画面に特定のファイル名(例:abc.sys)が表示されていたら、そのファイル名を検索して、何のドライバーなのかを特定し、対処を進めることが解決への近道です。


0xC000021A(STATUS_SYSTEM_PROCESS_TERMINATED)が出た時の対策

エラーコード:0xC000021A 停止コード:STATUS_SYSTEM_PROCESS_TERMINATED

このエラーは、「winlogon.exe」や「csrss.exe」といった、Windowsの起動に不可欠なシステムプロセスが予期せず終了したときに発生します。 これは、PCが正常に起動するための重要なプロセスが、何らかの理由で停止したことを意味し、PCをこれ以上動かせない致命的な状況です。 原因としては、システムファイルの破損、サードパーティ製ソフトウェアの競合、そしてドライバーの問題が挙げられます。

特に、以下のような場合に発生しやすいです。

システムファイルの破損
OSの重要なファイルが破損している場合、起動プロセスが中断され、このエラーが発生します。  これは、不適切なシャットダウンや、マルウェア感染が原因で起こることがあります。

ソフトウェアの競合
特に、セキュリティソフトやアンチウイルスソフトが、システムの起動プロセスに干渉し、このエラーを引き起こすことがあります。  複数のセキュリティソフトを同時にインストールしている場合も、競合の原因となります。

レジストリの破損
Windowsのレジストリが破損すると、システムの起動情報が正しく読み込めず、このエラーにつながることがあります。  手動でのレジストリ編集や、不適切なレジストリクリーナーの使用が原因となることがあります。


0xC000021Aの対処法

1. セーフモードで起動し、原因の特定と修復を行う

 このエラーが発生すると、PCが通常起動できないことが多いため、セーフモードで起動する必要があります。  セーフモードでは、必要最低限のドライバーとサービスしか読み込まないため、問題の原因となっているソフトウェアやドライバーを特定しやすいです。

2. システムファイルチェッカーを実行する

 セーフモードで起動できたら、管理者権限でコマンドプロンプトを開き、sfc /scannowコマンドを実行します。  これにより、破損したシステムファイルが修復され、問題が解決する場合があります。  (参照元:Microsoft Docs – SFC)

3. 最近インストールしたソフトウェアをアンインストールする

 エラーが発生する直前にインストールした新しいソフトウェアやドライバーがあれば、それをアンインストールします。  特に、セキュリティソフトを新しく入れたり、古いソフトを更新したりした後にこのエラーが出た場合は、そのソフトが原因である可能性が高いです。

4. Windowsの修復機能を利用する

 Windowsのインストールメディア(USBメモリやDVD)があれば、PCをそこから起動し、修復機能を利用することができます。  スタートアップ修復や、コマンドプロンプトからの修復コマンド(bootrec /fixmbrなど)を実行することで、起動関連の問題が解決することがあります。  Windows 10/11では、起動時に電源ボタンを3回連続で押すことでも、自動的に修復環境に移行できる場合があります。

このエラーは深刻な問題を示していますが、セーフモードでの起動や、システム修復コマンドを使うことで、自力で解決できる可能性は十分にあります。 特に、システムファイルが原因であるケースが多いため、まずはsfc /scannowを試してみるのが良いでしょう。


0x0000001E(KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED)に多い原因とは?

エラーコード:0x0000001E 停止コード:KMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLED

このエラーは、カーネルモードのプログラム(通常はドライバーやWindowsのコアシステム)が、処理できない例外を発生させたときに起こります。 これは、プログラムが不正なメモリ領域にアクセスしようとしたり、不適切な命令を実行しようとしたりした場合に発生します。

このエラーは、非常に多くの原因が考えられるため、原因を特定するのが難しいエラーの一つです。しかし、多くの場合、以下のいずれかの問題が原因となっています。

不具合のあるドライバー
このエラーの最も一般的な原因は、バグのあるドライバーです。  特に、グラフィックカード、ネットワークアダプター、サウンドカードなどのデバイスドライバーが原因となることが多いです。  これらのドライバーがWindowsのカーネルに干渉し、エラーを引き起こすことがあります。

メモリ(RAM)の故障
メモリに物理的な不具合がある場合、プログラムがデータを読み書きする際にエラーが発生し、このブルースクリーンにつながることがあります。  特に、PCの起動直後や、特定のアプリケーションを起動した時にエラーが発生する場合は、メモリの問題が疑われます。

ウイルスやマルウェアの感染
悪意のあるソフトウェアがシステムファイルやドライバーを改ざんし、このエラーを引き起こすことがあります。  PCにセキュリティソフトが入っていない、または更新されていない場合は、感染の可能性を疑うべきです。


0x0000001Eの対処法

1. エラーの原因となったドライバーを特定し、更新または再インストールする

 ブルースクリーン画面にファイル名が表示されている場合は、そのファイル名を検索して、何のドライバーなのかを特定します。  例えば、nvlddmkm.sysが表示されていたら、NVIDIAのグラフィックドライバーです。  そのドライバーを公式サイトから最新版をダウンロードしてインストールし直すことで、問題が解決することが多いです。  もし、特定のファイル名が表示されていなくても、最近インストールしたドライバーを一つずつ無効にしてみることで、原因を特定できる場合があります。

2. メモリ診断を実行する

 Windowsメモリ診断ツールを実行して、メモリに問題がないかチェックします。  もし複数のメモリを搭載している場合は、一つずつ挿し替えてみて、どのメモリが問題を引き起こしているかを特定するのも有効な方法です。

3. ウイルススキャンを実行する

 信頼できるセキュリティソフトを使って、PC全体をスキャンします。  もしマルウェアが発見された場合は、駆除することでエラーが解決することがあります。  特に、このエラーがインターネットの閲覧中や、特定のサイトにアクセスした後に発生する場合は、感染の可能性が高いです。

4. Windowsのクリーンインストール

 上記の対処法で解決しない場合、Windowsのクリーンインストールを検討します。  これは、PCのすべてのデータを消去してOSを再インストールする最終手段です。  手間はかかりますが、システムファイルやドライバーの問題を根本的に解決できます。  クリーンインストールを行う前に、必ず重要なデータをバックアップしておきましょう。

このエラーは、原因の特定が難しい分、様々な角度からアプローチする必要があります。 まずはエラー画面に表示される情報をメモし、そこから原因を絞り込むことが重要です。


0x00000050(PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA)はメモリがカギ

エラーコード:0x00000050 停止コード:PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA

このエラーは、システムがメモリ(RAM)に存在しない、またはアクセスを許可されていないデータを探そうとしたときに発生します。 これは、メモリ関連の問題の最も一般的な原因の一つであり、PCの安定性を著しく損ないます。

「PAGE_FAULT」とは、PCの仮想メモリ管理システムにおける「ページング」という処理でエラーが発生したことを意味します。 通常、このエラーは、プログラムがメモリからデータを読み込もうとしたときに、そのデータが「ノンページング領域」(常に物理メモリに存在すべき領域)にない、または破損している場合に起こります。

このエラーの主な原因は以下の通りです。

物理メモリの故障
最も可能性が高い原因です。  メモリチップ自体に物理的な欠陥があったり、接触不良を起こしていたりすると、データが正しく読み書きできず、このエラーにつながります。

ストレージ(SSD/HDD)の不具合
仮想メモリとして使われるストレージに問題がある場合、このエラーが発生することがあります。  不良セクターやファイルシステムの破損が原因で、メモリへのデータの書き込みや読み込みに失敗することがあります。

不具合のあるドライバー
ドライバーがメモリを不適切に使用した場合、このエラーが起こることがあります。  特に、古いドライバーや、Windowsのバージョンと互換性のないドライバーが原因となることが多いです。  
(参照元:Microsoftサポート – PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA)


0x00000050の対処法

1. メモリ診断を実行する

 このエラーが発生したら、まず最初に試すべきは「Windowsメモリ診断」です。  検索バーに「メモリ」と入力し、「Windowsメモリ診断」を選択して実行します。  もし、複数のメモリを搭載している場合は、一本ずつ挿し直してみて、どれが問題の原因かを特定するのも有効です。

2. ストレージ(SSD/HDD)をチェックする

 コマンドプロンプトを管理者として実行し、chkdsk /f /rと入力してEnterを押します。  このコマンドは、ストレージの不良セクターをスキャンし、ファイルシステムの論理的なエラーを修復してくれます。  PCが再起動する際に実行されるため、完了するまでには時間がかかります。

3. ドライバーを更新する

 特に、グラフィックドライバーやチップセットドライバーを最新版に更新してみてください。  公式サイトから最新版をダウンロードし、クリーンインストール(古いバージョンを完全に削除してから新しいバージョンをインストールする)を行うと、より効果的です。

4. Windowsのクリーンインストール

 上記の対処法で解決しない場合、ハードウェアに物理的な問題がある可能性が高いです。  しかし、物理的な故障が疑われる場合でも、まずはOSのクリーンインストールを試すことで、ソフトウェア的な問題が原因でないことを確認できます。  もしクリーンインストール後もエラーが再発する場合は、メモリの交換を検討する必要があります。

このエラーは、メモリが原因であることが非常に多いため、まずはメモリ診断から始め、その後、ストレージやドライバーへと原因を絞り込んでいくのが最も効率的な対処法です。


0x0000003B(SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION)の根本原因を探る

エラーコード:0x0000003B 停止コード:SYSTEM_SERVICE_EXCEPTION

このエラーは、Windowsのシステムプロセスが、予期せぬ例外を発生させたときに起こります。 これは、プログラムがシステムサービスを呼び出す際に、何らかの不具合があったことを意味します。

このエラーもまた、非常に多くの原因が考えられるため、原因を特定するのが難しいエラーの一つです。 しかし、多くの場合、以下のいずれかの問題が原因となっています。

不具合のあるドライバー
最も一般的な原因です。  特に、サードパーティ製のドライバー(例:グラフィックボード、サウンドカード、ネットワークアダプター)が原因となることが多いです。  これらのドライバーがWindowsのカーネルに干渉し、エラーを引き起こすことがあります。

メモリ(RAM)の故障
メモリに物理的な不具合がある場合、システムサービスがデータを読み書きする際にエラーが発生し、このブルースクリーンにつながることがあります。  特に、PCの起動直後や、特定のアプリケーションを起動した時にエラーが発生する場合は、メモリの問題が疑われます。

システムファイルの破損
Windowsの重要なシステムファイルが破損している場合、システムサービスが正常に動作できなくなり、このエラーが発生することがあります。  ウイルス感染や、不適切なPCのシャットダウンなどが原因で、システムファイルが破損することがあります。


0x0000003Bの対処法

1. エラーの原因となったドライバーを特定し、更新または再インストールする

 ブルースクリーン画面にファイル名が表示されている場合は、そのファイル名を検索して、何のドライバーなのかを特定します。  そのドライバーを公式サイトから最新版をダウンロードしてインストールし直すことで、問題が解決することが多いです。

 もし、特定のファイル名が表示されていなくても、最近インストールしたドライバーを一つずつ無効にしてみることで、原因を特定できる場合があります。

2. メモリ診断を実行する

 Windowsメモリ診断ツールを実行して、メモリに問題がないかチェックします。  もし複数のメモリを搭載している場合は、一本ずつ挿し替えてみて、どのメモリが問題を引き起こしているかを特定するのも有効な方法です。

3. システムファイルチェッカーを実行する

 コマンドプロンプトを管理者として実行し、sfc /scannowと入力してEnterを押します。  このコマンドは、破損したシステムファイルを自動的にスキャンし、修復してくれます。  完了するまでには時間がかかる場合がありますが、システムファイルが原因の場合は効果的です。

4. Windows Updateを実行する

 Windows Updateによって、新しいドライバーやシステムファイルが適用され、問題が解決することがあります。  「設定」アプリから「Windows Update」を選択し、最新の状態に更新してみてください。

このエラーは、原因を特定するのが難しいですが、ドライバー、メモリ、システムファイルの順にチェックしていくことで、解決の糸口が見えてきます。 エラー画面に表示される情報や、イベントビューアーのログを参考に、原因を絞り込んでいきましょう。


STOPコード「CRITICAL_PROCESS_DIED」への対応手順まとめ

停止コード:CRITICAL_PROCESS_DIED

このエラーは、Windowsの起動に不可欠なシステムプロセスが予期せず停止したときに発生します。 「CRITICAL_PROCESS_DIED」とは、文字通り「重要なプロセスが死んだ」という意味です。

これは、PCが正常に動作するための根幹が崩れたことを示しており、非常に深刻なエラーです。 多くの場合、PCが起動しなくなり、起動プロセス中にこのエラーが表示されます。

このエラーの主な原因は以下の通りです。

システムファイルの破損
最も一般的な原因です。  起動に必要なシステムファイルが破損している場合、PCは起動プロセスを続行できず、このエラーが発生します。  ウイルス感染、ストレージの故障、不適切なシャットダウンなどが原因となります。

ドライバーの不具合
重要なシステムプロセスが使用するドライバーに不具合がある場合、このエラーが発生することがあります。  特に、ストレージコントローラーやチップセットのドライバーが原因となることが多いです。

ハードウェアの故障
ストレージ(SSD/HDD)自体に物理的な問題がある場合、必要なシステムファイルを読み込めず、このエラーが発生します。  また、メモリの故障が原因で、システムプロセスが正しく動作できない場合もあります。  
(参照元:Microsoft Docs – CRITICAL_PROCESS_DIED)


CRITICAL_PROCESS_DIEDの対処法

1. セーフモードで起動し、原因の特定と修復を行う

 このエラーは通常、PCを通常起動できないため、セーフモードで起動する必要があります。  セーフモードで起動できたら、まずはイベントビューアーでエラーの詳細ログを確認し、原因となったファイルやプロセスを特定します。

2. システムファイルチェッカーを実行する

 セーフモードで起動できたら、管理者権限でコマンドプロンプトを開き、sfc /scannowコマンドを実行します。  これにより、破損したシステムファイルが修復され、問題が解決する場合があります。

3. Windowsの修復機能を利用する

 Windowsのインストールメディア(USBメモリやDVD)があれば、PCをそこから起動し、修復機能を利用することができます。  「スタートアップ修復」を選択することで、起動関連の問題が自動的に修復されることがあります。

4. 重要なデータをバックアップし、Windowsのクリーンインストール

 上記の対処法で解決しない場合、システムファイルやハードウェアに深刻な問題がある可能性が高いです。  その場合、PCを完全に初期化し、OSをクリーンインストールすることが最も確実な解決策となります。

 この操作を行う前に、PCのストレージから重要なデータを別のドライブにバックアップしておく必要があります。  PCが起動しない場合は、別のPCにストレージを接続してデータを救出する必要があります。

このエラーは、Windowsの根幹に関わる問題であるため、自力での解決が難しい場合もあります。 しかし、まずはセーフモードでの起動を試み、システム修復コマンドを実行することで、解決できる可能性を諦めずに試してみましょう。


ブルースクリーン エラーコード一覧をチェック【まとめ】

エラーコード停止コード主な原因
0x0000007ESYSTEM_THREAD_EXCEPTION_NOT_HANDLEDドライバーの不具合、ハードウェアの互換性の問題、システムファイルの破損
0xC000021ASTATUS_SYSTEM_PROCESS_TERMINATED重要なシステムファイルの破損、ソフトウェアの競合、レジストリの破損
0x0000001EKMODE_EXCEPTION_NOT_HANDLEDドライバーの不具合、メモリ(RAM)の故障、ウイルス感染
0x00000050PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA物理メモリの故障、ストレージの不具合、不具合のあるドライバー
0x0000003BSYSTEM_SERVICE_EXCEPTIONドライバーの不具合、メモリ(RAM)の故障、システムファイルの破損
0x000000EFCRITICAL_PROCESS_DIED重要なシステムファイルの破損、ドライバーの不具合、ハードウェアの故障

ブルースクリーンが発生したときの対処法【まとめ】

・エラーコードを落ち着いてメモする  ブルースクリーンは、PCからのメッセージです。まずは表示されたエラーコードとファイル名をメモしましょう。

PCを強制再起動する
多くのケースで、一時的なエラーであれば再起動するだけで解決します。

イベントビューアーでエラーログを確認する
PCが正常に起動できたら、イベントビューアーを開いて、ブルースクリーン発生時の詳細なログを確認します。

原因となったドライバーを特定し、更新または再インストールする
特に、エラー画面にファイル名が表示されていたら、そのドライバーが原因である可能性が高いです。

システムファイルチェッカー(sfc /scannow)を実行する
システムファイルの破損が原因である場合、このコマンドで修復できることがあります。

メモリ診断を実行する
メモリ関連のエラーが疑われる場合は、Windowsに内蔵されたツールで診断します。

ウイルススキャンを実行する
マルウェア感染が原因でブルースクリーンが発生することもあります。

PC内部の清掃と、ハードウェアの接触を確認する
埃によるオーバーヒートや、メモリやグラフィックボードの接触不良が原因となることもあります。

Windows Updateを実行する
最新の更新プログラムを適用することで、問題が解決することがあります。

Windowsの復元ポイントを使用する
エラーが発生する前の状態にシステムを戻すことで、問題が解決することがあります。

最終手段:Windowsのクリーンインストール
上記の対処法で解決しない場合、OSのクリーンインストールを検討します。

ブルースクリーンは、PCが発する「緊急信号」です。 しかし、その信号が何を示しているかを理解すれば、ほとんどのケースで自力で対処できます。 この記事が、皆さんのPCのトラブル解決の一助となれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました