ビジネスチャットツールとして多くの企業で利用されているSlackですが、「急に通知が来なくなった」「設定したはずなのに、なぜかPCで通知を見逃してしまう」といったトラブルは、業務の効率を大きく低下させる原因になります。
本記事では、この厄介な「Slack通知が来ない」という事態に直面したとき、WindowsとMacそれぞれのPC環境、デスクトップアプリ、さらにはChromeやEdgeといったブラウザ版まで、あらゆるケースに対応できる最速のチェックリストと具体的な解決策を、プロライターの視点から分かりやすく解説します。
通知が来ない原因は、Slackアプリ側の設定ミスだけでなく、PC側の「集中モード」や「通知設定」、さらにはインターネット接続やセキュリティソフトといった、多岐にわたる要因が絡み合っていることがほとんどです。一つひとつステップを踏んで確認し、あなたのSlack通知を確実に機能させ、円滑なコミュニケーションを取り戻しましょう。
【この記事で分かること】
- PC、アプリ、ブラウザそれぞれで通知が来ない根本的な原因
- WindowsとMacでチェックすべきOS固有の重要な設定ポイント
- 通知トラブルを最速で解決するための具体的な再設定手順
- セキュリティソフトやVPNなど、予期せぬ外部要因への対処法
Slack通知が来ない原因は?PC設定・アプリ・ネット環境の基本を確認
PCでSlackの通知が来ないという問題に直面したとき、最も大切なのは「どこに原因があるのか」を冷静に見極めることです。多くの場合、原因は「Slack側の設定」「PC(OS)側の設定」「ネットワーク環境」の3つのいずれかに分類されます。
デスクトップアプリを使っているのか、それともブラウザ版を使っているのかによってもチェックすべき箇所が変わってきますので、まずはあなたの利用環境を特定し、基本的な確認事項からスタートしましょう。業務のスピードを落とさないためにも、この基本のステップを丁寧に進めることが、問題解決への最短ルートとなります。
Slackの通知が来ないPCでまず確認すべき3つの基本設定
Slackで通知が来ないと感じたとき、専門的なトラブルシューティングに入る前に、必ず確認してほしい基本中の基本となる3つの設定項目があります。これらの設定が意図せず変更されているケースが非常に多いため、あなたのPC(デスクトップアプリまたはブラウザ)で現在の状態をチェックしてみてください。
一つ目は、「通知の一時停止(スヌーズ)」設定です。
集中して作業したいときなどに、誤って通知を一定時間オフにする「スヌーズ」機能が有効になっていることがあります。Slack画面左上のワークスペース名の横にあるベルのアイコン、または自分のプロフィール写真をクリックして、現在の状態を確認してみましょう。もしベルのアイコンに「Zzz」や赤いバッジが表示されていたら、スヌーズが有効になっています。これをオフに戻すだけで、通知トラブルはあっさり解決する場合があります。
二つ目は、「全ての通知設定」が「オフ」になっていないか、または「アクティビティがないときのみ通知する」といった限定的な設定になっていないかを確認することです。
Slackの環境設定を開き、「通知」セクションに進んでください。「通知を送信するタイミング」や「通知設定」のプルダウンメニューをチェックし、「すべてのアクティビティ」または「ダイレクトメッセージ、メンション&キーワード」が選択されているか確認しましょう。最も厳格な「通知しない」が選択されている場合は、当然ながら通知は一切届きません。
三つ目は、「モバイルデバイスとの連携設定」です。
PCを使っているときにモバイル(スマートフォン)アプリにも通知が届く設定になっていると、Slackは「PCでアクティブな状態」と判断し、モバイル側への通知を優先し、PC側の通知を抑制する場合があります。これは通常、「デスクトップまたはモバイルでアクティブな場合は通知を送信しない」という設定に基づきます。この連携をテストするために、一度モバイルアプリを完全に終了させてからPCのSlackでメンションテストを行い、通知がPCに届くかを確認してみるのも有効な手段です。これらの3つの基本設定を見直すだけで、ほとんどの「Slack 通知 来ない PC」の問題は解決に向かいます。
| 確認項目 | チェック内容 | 解決のヒント |
| スヌーズ(一時停止) | ベルアイコンに「Zzz」や赤いバッジがないか? | スヌーズが有効な場合は即座にオフにする |
| 通知設定レベル | 環境設定の「通知」で「通知しない」になっていないか? | 「すべてのアクティビティ」または「DM、メンション&キーワード」に設定する |
| モバイル連携 | モバイルアプリが起動中で、PC側がアクティブと見なされていないか? | モバイルアプリを終了させるか、連携設定を一時的に無効にしてテストする |
WindowsとMacでSlack通知が来ない時に共通する初歩的なミス
Slack通知が来ないという現象は、OSの種類に関わらず、ユーザーが気付かないうちに行ってしまった単純な操作ミスや設定の見落としが原因であることが多々あります。これらの初歩的なミスは、特にPCを長時間使用しているときや、複数のアプリケーションを切り替えている最中に発生しやすいため、トラブル発生時には「まさか」と思うような箇所もチェックすることが大切です。
最も一般的なミスの一つは、「Slackアプリケーション自体がミュートされている」というケースです。
Slackアプリのウィンドウ上部、ワークスペース名の横に、スピーカーのアイコンに斜線が入った「ミュート」アイコンが表示されていないか確認してください。これは、通知音だけでなく、アプリケーション全体の通知をブロックしている可能性があります。意図せずショートカットキーを押してしまったり、マウス操作で誤ってクリックしてしまったりすることがあります。このアイコンをクリックしてミュートを解除するだけで、通知音と通知バナーが正常に戻ることがあります。
次に、ブラウザ版Slackを利用している場合に多いのが、「タブをミュートしている」というミスです。
ChromeやEdgeなどのブラウザでSlackのタブを右クリックし、「サイトのミュート」や「タブのミュート」が選択されていないかを確認してください。タブがミュートされていると、ブラウザは当然ながらそのタブからの通知音を遮断します。通知バナー自体は表示されることもありますが、通知音がないと見逃しやすくなります。
さらに、OSの通知設定自体が「バナー表示のみ」になっていて、「通知音」がオフになっている場合も、通知を見逃す原因になります。
通知音が鳴らないと、集中しているときや、PCから少し離れているときに気付くことができません。Windowsでは「設定」→「システム」→「通知とアクション」、Macでは「システム設定」→「通知」で、Slackアプリの通知設定を開き、「サウンドを再生」のオプションが有効になっているかを確認しましょう。これらの初歩的な共通ミスをクリアにすることで、「Slack 通知 来ない PC」のトラブルの多くの原因を取り除くことができます。
Slackデスクトップアプリの通知設定を見直す方法
Slackデスクトップアプリは、ブラウザ版と比較してより詳細な通知設定が可能ですが、その分、設定が複雑になりがちで、通知トラブルの原因になることもあります。デスクトップアプリで通知が来ない場合は、Slack内の「通知」に関する設定を上から下まで徹底的に見直す必要があります。
1. 環境設定の「通知」セクションへのアクセス
まず、デスクトップアプリを開き、左上のワークスペース名をクリックして表示されるメニューから「環境設定」を選択し、サイドバーから「通知」セクションに進みます。ここでアプリの通知に関する全ての基本設定が集約されています。
2. 通知を送信するタイミングの設定
ここでの設定が最も重要です。「通知を送信するタイミング」で、「すべてのアクティビティ」を選択するのが最も確実です。初期設定や何らかの理由で「アクティビティがないときのみ」や「DM、メンション&キーワード」に限定されている場合は、通常チャンネルでの発言を見逃すことになります。
また、「Slack 通知 来ない PC」の原因として、「モバイルとデスクトップを同期する」が有効になっていると、どちらか一方でアクティブな場合に他方の通知が抑制されるため、この動作を理解しておくことが大切です。
3. サウンドと表示の設定
「通知サウンドと外観」の項目では、通知音の有無と、画面右下などに表示される通知バナー(Windows)または通知センターの通知(Mac)の設定を行います。「通知をバナーで表示」がオフになっていると、通知音のみで視覚的なアラートがないため、見逃しやすくなります。また、通知サウンドが「なし」になっていないか、あるいは非常に小さな音量に設定されていないかもチェックしましょう。
4. チャンネルごとの通知設定の確認
デスクトップアプリの通知設定画面の下部には、「チャンネルの通知設定をカスタマイズする」というセクションがあります。ここで特定のチャンネルの通知を「ミュート」に設定していたり、「DM、メンション&キーワード」に設定していたりすると、そのチャンネルのメッセージだけ通知が来ないという現象が発生します。
もし特定のチャンネルの通知だけが来ない場合は、この個別設定を確認し、「チャンネルごとに通知設定を変更」から設定をリセットするか、「デフォルト」に戻すことを検討してください。これらの詳細な設定を一つずつ確認することで、デスクトップアプリ固有の通知問題を解決に導くことができます。
通知サウンドやバナーが出ない時に確認するWindows側の設定
Windows PCでSlackの通知が来ない、特に「通知音もバナーも表示されない」という深刻な状態にある場合、それはSlackアプリ側の設定ではなく、Windows OSのシステム設定が原因である可能性が極めて高いです。Slackデスクトップアプリは、通知機能の多くをWindowsの「通知とアクション」センターに依存しています。
1. Windowsの「集中モード」の確認
まず、Windows 10または11に搭載されている「集中モード(旧称:サイレントモード)」が有効になっていないかを確認してください。タスクバーの右端にある通知センター(メッセージの吹き出しアイコン)をクリックすると、集中モードの状態が表示されます。これが「オン」や「アラームのみ」などに設定されていると、Slackを含む全てのアプリケーションからの通知が抑制されてしまいます。通知センターを開き、集中モードのタイルをクリックしてオフにすることで、通知バナーとサウンドが復活するはずです。
2. Windowsの「通知とアクション」設定
次に、Windowsの「設定」アプリを開き、「システム」→「通知」に進みます。ここで、アプリケーションごとの通知の許可設定を確認します。
| 設定名 | 確認ポイント | 状態 |
| 全般の通知 | 「通知」トグルが「オン」になっているか? | これがオフだと全てのアプリ通知が停止します。 |
| Slackアプリの通知 | アプリリストから「Slack」を探し、「通知」が「オン」になっているか? | 個別アプリの通知許可設定です。 |
| 通知のオプション | Slackの通知設定内で、「通知バナーの表示」と「サウンドの再生」が有効か? | バナーや音が出ない直接的な原因になります。 |
特に、「Slack」の項目をクリックして詳細設定に入り、「通知バナーの表示」と「サウンドの再生」のチェックボックスが有効になっていることを確認することが重要です。この設定がWindows側で無効になっていると、Slackアプリ内でいくら設定を有効にしても通知は届きません。
3. バックグラウンドでの実行許可
アプリがバックグラウンドで動作していなければ、通知を受け取ることはできません。Slackが適切にバックグラウンドで実行されているかも確認しましょう。Windowsの「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」からSlackを選択し、「詳細オプション」または「詳細設定」に進み、「バックグラウンドアプリの許可」が有効になっていることを確認してください。
これらのWindows側の設定を見直すことで、「Slack 通知 来ない PC」の根本的な原因を排除できます。
MacでSlack通知が来ない時の「集中モード」設定の見落とし
Macintoshユーザーが「Slack 通知 来ない PC」の問題に直面した場合、Windowsユーザーの「集中モード」に相当するMacの「集中モード」設定を見落としているケースが非常に多いです。Macの集中モードは、以前の「おやすみモード」から大幅に機能が強化され、カスタマイズ性が高くなった分、意図しない設定でSlackの通知がブロックされてしまうことがあります。
1. Macの「集中モード」の確認と解除
画面右上のメニューバーにある「コントロールセンター」アイコン(2つのトグルが並んだようなアイコン)をクリックし、表示されるメニューから「集中モード」の状態を確認してください。「運転中」「睡眠中」「パーソナル」などのモードが有効になっている場合、そのモードがSlackからの通知を許可しているかを確認する必要があります。
多くの集中モードでは、初期設定でSlackのような特定のアプリからの通知が制限されています。すぐに通知を有効にしたい場合は、集中モードを「オフ」に切り替えてください。
2. 集中モードの詳細設定の確認
「システム設定」を開き、サイドバーから「集中モード」を選択します。ここで、現在有効になっている、または頻繁に利用している集中モード(例:仕事)をクリックして詳細設定に入ります。
| 設定カテゴリ | 確認ポイント | 解決策 |
| 通知を許可したアプリ | アプリの一覧にSlackが含まれているか? | もし含まれていなければ「+」ボタンでSlackを追加する。 |
| 通知を許可した連絡先 | (重要ではないが確認)特定の人物からの通知のみを許可していないか? | Slackの通知はアプリ自体からのものなので、アプリ側で許可が必要。 |
| スケジュール | 集中モードが意図しない時間に自動的にオンになっていないか? | 仕事時間外にオフになるようにスケジュールを見直す。 |
集中モードの設定内で、「通知を許可するApp」のリストにSlackが含まれていないと、モードが有効になっている間は通知が一切届きません。Slackを追加するか、設定自体を「時間指定」や「場所指定」で調整し、必要なときだけ有効になるように見直しましょう。
3. Macの「通知」設定の確認
集中モードとは別に、「システム設定」の「通知」セクションに進み、アプリの一覧から「Slack」を選択して、以下の設定が適切になっているかを確認します。
- Slackからの通知を許可: トグルが「オン」になっていること。
- 通知スタイル: 「バナー」または「通知」が選択されていること。
- オプション: 「通知バッジ」と「サウンドを再生」にチェックが入っていること。
Mac OSでは、これらのOSレベルの設定がSlackアプリの設定よりも優先されるため、「Slack 通知 来ない PC」の問題の多くはOS側の集中モードや通知設定の調整で解決します。
インターネット接続が不安定な時にSlack通知が遅れる理由
「通知が来ない」のではなく、「通知が遅れて届く」という場合、その原因はSlackやPCの設定ではなく、根本的なインターネット接続の品質にある可能性が高いです。Slackのようなリアルタイム性の高いアプリケーションは、常時サーバーとの間で小さなデータをやり取り(ポーリングやWebSocket接続)しており、この通信が途切れたり不安定になったりすると、通知の遅延や欠落が発生します。
1. ネットワーク遅延(レイテンシ)の影響
Slackの通知は、サーバーからPCクライアントへのプッシュ通知として送信されます。このとき、ネットワークの遅延(レイテンシ)が大きいと、メッセージがサーバーに到達し、それが通知としてPCに反映されるまでの時間が長くなります。特にWi-Fi接続が弱かったり、同じネットワーク上で大容量のデータ通信(動画ストリーミング、大容量ファイルのダウンロードなど)が行われていたりする場合、Slackのリアルタイム通信が後回しにされ、通知が遅延する傾向があります。
2. WebSocket接続の維持の失敗
Slackアプリは、多くの場合、サーバーとの間に「WebSocket」という持続的な接続を確立して、リアルタイムでメッセージを受け取っています。しかし、ルーターやプロバイダー側で通信が頻繁に途切れたり(パケットロス)、通信制限がかかったりすると、このWebSocket接続が切断と再接続を繰り返します。この再接続の間は新しい通知を受け取れないため、その間に発生した通知がまとめて遅れて届く、あるいは再接続が遅れたために通知が欠落するという事態を引き起こします。
3. 対処法としてのネットワーク環境の改善
「Slack 通知 来ない PC」の問題がネットワークに起因すると考えられる場合の対処法は以下の通りです。
- Wi-Fiルーターの再起動: ルーターの一時的な不具合や過負荷が原因である場合、再起動するだけで接続が安定することがあります。
- 有線LAN接続への切り替え: 可能な限り、Wi-Fiではなく有線LANケーブルでPCをルーターに接続することで、通信の安定性が劇的に向上します。
- VPN接続の一時停止: 後述しますが、VPNが通信を暗号化・中継する過程で通知の遅延を発生させることがあります。一時的にVPNを切断して通知の遅延が解消するかをテストしてみましょう。
安定した通知の受信には、安定したネットワーク接続が不可欠です。ネットワークの状態をチェックし、通信環境の改善を図ることも重要な対処法の一つとなります。
Slackの通知が来ない状態を放置するとどうなる?業務への影響
Slackの通知が来ないという問題を「後で直せばいい」と放置することは、単にメッセージを見逃すだけでなく、業務全体に深刻な影響を及ぼす可能性があります。Slackは現代のチームコラボレーションの中核であり、その通知機能の停止は、業務のリアルタイム性と生産性を大きく損ないます。
1. 意思決定と対応の遅延
最も直接的な影響は、重要な意思決定や緊急の対応が遅れることです。例えば、顧客からの問い合わせに対応するための承認依頼、システム障害に関するアラート、またはプロジェクトの進行に必須の質問への回答要求などがSlackで送信された場合、通知がないとこれらに気付くことができません。この遅延が積み重なることで、顧客満足度の低下、システムダウンタイムの長期化、プロジェクトの納期遅延といった大きな問題に発展する可能性があります。
2. チーム内の信頼関係の損耗
通知が来ないことで、チームメイトからのメンションやダイレクトメッセージへの返信が遅れると、「あの人はレスポンスが悪い」「見ていないのではないか」といった誤解を生み、チーム内の信頼関係にひびが入る可能性があります。コミュニケーションの遅延は、メンバー間の連携不足を引き起こし、最終的にはチーム全体の士気の低下につながりかねません。
3. 業務効率の低下と集中力の分散
通知が来ない状態を放置すると、ユーザーは「本当にメッセージが来ていないか?」という不安から、頻繁にSlackアプリを手動でチェックするようになります。この「手動チェック」の習慣は、作業の集中力を何度も途切れさせ、結果的に生産性を大きく低下させます。また、通知が来ないと分かっているため、常に他のメンバーに口頭やメールで確認を取る必要が生じ、コミュニケーションのオーバーヘッドが増加します。「Slack 通知 来ない PC」の問題は、早期に解決することで、これらの負の連鎖を断ち切る必要があります。
4. 業務への影響を最小限に抑えるための緊急対策
通知設定の問題が解消するまでの間、業務への影響を最小限に抑えるために、以下の対策を緊急で実施することを推奨します。
- モバイル通知の活用: PCでの通知が不安定な間は、一時的にモバイルアプリでの通知を「すべてのアクティビティ」に設定し、スマートフォンを常に手元に置く。
- 重要チャンネルの固定: 特に重要なチャンネル(例:緊急対応、顧客窓口)は、Slackでスターを付けて上部に固定し、定期的に手動でチェックする。
これらの対策はあくまで一時的なものであり、本記事の対処法を用いてPCでの通知機能を早急に正常化することが、長期的な業務効率向上につながります。
Slack通知がPCで来ない時の具体的な直し方|ブラウザ・アプリ別対処法

基本的な設定やOS側のチェックを終えてもなお、「Slack 通知 来ない PC」の問題が解決しない場合、次はより具体的なトラブルシューティングと、ブラウザ版・デスクトップアプリ版それぞれの特性に応じた直し方を試す必要があります。
特に、ブラウザのキャッシュや通知権限、アプリのデータ破損などは、通知不具合の隠れた原因となっていることが多く、一歩踏み込んだ対策が必要です。このセクションでは、ブラウザの設定リセットから、デスクトップアプリのクリーンインストール、さらにはネットワークやセキュリティに関する専門的な対処法まで、詳細な手順を解説します。
【以下で分かること】
- ChromeやEdgeなどブラウザ版固有の通知トラブル解決手順
- アプリの再インストール時にデータを安全に維持する方法
- チャンネルごとの設定が全体通知に影響を与える仕組みと対処法
- 会社やセキュリティソフトが通知をブロックしている場合の解除方法
Slackブラウザ版で通知が来ない時のChrome・Edge設定チェック
SlackをChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザで使用している場合、「Slack 通知 来ない PC」の原因は、ブラウザ自身の通知権限やキャッシュ、拡張機能にあることがほとんどです。デスクトップアプリとは異なり、ブラウザはWebサイト(この場合はSlack)からの通知要求を、OSに伝える前に独自のセキュリティ層でチェックするため、ブラウザ側の設定が最優先されます。
1. ブラウザの通知許可設定の確認
まず、Slackを開いているブラウザのタブで、アドレスバーの左端にある「鍵アイコン」または「サイト情報」アイコンをクリックしてください。ポップアップが表示されたら、「通知」または「通知権限」の項目を探し、設定が「許可」になっていることを確認します。もし「ブロック」や「毎回確認」になっていたら、直ちに「許可」に変更してください。
Chrome・Edgeでの通知権限リセット手順
ブラウザの設定からSlackサイトの通知権限をリセットすることも有効です。
- Chromeの場合:
- 画面右上の「︙」(三点リーダー)をクリックし、「設定」を開きます。
- 左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」→「サイトの設定」を選択します。
- 「権限」セクションの「通知」をクリックします。
- 「許可」リストまたは「ブロック」リストの中からSlackのURL(例:
*.slack.com)を探し、右側の「︙」から「削除」を選択します。 - その後、Slackを再読み込みすると、通知許可を求めるポップアップが再表示されるので、必ず「許可」を選択してください。
- Edgeの場合:
- 画面右上の「…」(三点リーダー)をクリックし、「設定」を開きます。
- 左側のメニューから「Cookieとサイトのアクセス許可」を選択します。
- 「すべてのアクセス許可」セクションの「通知」をクリックします。
- Chromeと同様に、SlackのURLを探して削除し、Slackを再読み込みして再度通知を許可します。
2. ブラウザのキャッシュとCookieのクリア
古いキャッシュやCookieが原因で、Slackのセッション情報が破損し、サーバーとのリアルタイム通信が妨げられている可能性も考えられます。Ctrl+Shift+Delete(MacではCmd+Shift+Delete)で履歴クリア画面を開き、「キャッシュされた画像とファイル」および「Cookieとその他のサイトデータ」にチェックを入れてクリアを実行してください。
ただし、この操作を行うと、他のサイトのログイン情報も消えるため、注意が必要です。可能であれば、Slackのドメインに限定してクリアすることが推奨されます。
3. 拡張機能の無効化テスト
インストールされている拡張機能(特に広告ブロックやセキュリティ関連の拡張機能)が、Slackからの通知リクエストを誤ってマルウェアとしてブロックしているケースも稀にあります。一時的に全ての拡張機能を無効にしてSlackを再テストし、通知が正常に戻ったら、一つずつ拡張機能を有効にして原因を特定してください。この段階の確認で、ブラウザ版の「Slack 通知 来ない PC」の問題はほぼ解決できるはずです。
Slackデスクトップアプリで通知が来ない時の再インストール手順
ブラウザ設定やOS設定を全て確認してもなお、Slackデスクトップアプリからの通知が来ない場合、アプリのインストールファイル自体が破損している、またはローカルに保存されているキャッシュデータが原因でアプリの動作が不安定になっている可能性が高いです。このような場合は、アプリの「クリーンな再インストール」が最も確実な解決策となります。
1. Slackアプリのアンインストール
ただアンインストールするだけでなく、関連する設定ファイルやキャッシュファイルを完全に削除することが「クリーン」な再インストールの鍵となります。
- Windowsの場合:
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」からSlackを探し、「アンインストール」を実行します。
- その後、エクスプローラーで以下のフォルダを開き、残っているSlack関連のフォルダを手動で削除します。(この操作は設定のリセットを目的としています。不安な場合はスキップしても構いませんが、クリーンにはなりません。)
%APPDATA%\Slack%LOCALAPPDATA%\Slack
- Macの場合:
- 「アプリケーション」フォルダからSlackアプリをゴミ箱へ移動します。
- Finderの「移動」メニューから「フォルダへ移動」を選択し、以下のパスを入力して関連ファイルを削除します。(設定ファイルが保存されている場所です。)
~/Library/Application Support/Slack~/Library/Caches/com.tinyspeck.slackmacgap~/Library/Preferences/com.tinyspeck.slackmacgap.plist
2. 最新版のダウンロードとインストール
Slackの公式サイトから、あなたのOS(WindowsまたはMac)に対応した最新のデスクトップアプリのインストールファイルをダウンロードします。古いバージョンのインストーラーを使わないよう、必ず公式サイトから最新版を入手してください。
3. 再インストールとログイン
ダウンロードしたインストーラーを実行し、アプリをインストールします。インストール後、Slackにログインするだけで、ワークスペースやチャンネルの設定情報はクラウドから自動的に同期されますので、再設定の手間はほとんどかかりません。
再インストール後、すぐにPCの「通知とアクション」センター(Windows)や「システム設定の通知」(Mac)で、Slackが通知を許可されている状態に戻っているかを確認し、テストメンションを自分自身に送信して通知が正常に届くかを検証してください。このクリーンな再インストールにより、アプリ固有のデータ破損による「Slack 通知 来ない PC」の問題は確実に解消されます。
通知がPCに届かない場合の「通知スケジュール」設定の見直し方
Slackの「通知スケジュール」機能は、文字通り「通知を受け取る時間帯」を制御するためのもので、非常に便利ですが、これが意図しない形で通知をブロックしているケースが、「Slack 通知 来ない PC」の要因として意外と多く見受けられます。特に在宅勤務などで勤務時間が流動的になった場合、このスケジュール設定が業務時間外に設定されたままになっていることがあります。
1. 通知スケジュール設定画面へのアクセス
Slackの環境設定を開き、「通知」セクションに進んでください。「通知スケジュール」という項目があります。
2. スケジュール設定の確認と調整
ここで設定されている時間帯をチェックします。
| 設定項目 | 確認ポイント | 解決のヒント |
| 開始時刻と終了時刻 | 現在の勤務時間や通知が必要な時間帯と一致しているか? | 例えば、午前9時から午後5時までしか通知が来ない設定になっていないか確認する。 |
| 曜日設定 | 土日や祝日など、通知が必要な曜日がオフになっていないか? | 週休日の設定によっては、特定の曜日の通知が完全にブロックされます。 |
| 通知しない時間帯の確認 | 意図しない「通知しない時間帯」が設定されていないか? | 休憩時間や深夜など、通知をオフにしたい特定の時間が設定されていると、その時間は通知が届きません。 |
もしあなたが午前9時から午後6時まで勤務しており、通知が午後5時で止まってしまうのであれば、通知スケジュールが「午後5時まで」に設定されている可能性が高いです。終了時刻を午後6時、あるいはそれ以降に延長するだけで、この問題は解消します。
3. スケジュールを一時的に無効にしてテスト
設定を見直しても確信が持てない場合は、一時的に「通知スケジュールを無効にする」オプションを選択し、設定を保存してからテストメンションを送信してみてください。スケジュールを無効にして通知が届くようになった場合、原因はこのスケジュール設定にあったことが確定します。その後、一つずつ設定時間を見直して、最適なスケジュールに調整し直しましょう。
通知スケジュールは、PCがスリープ状態かどうかに関わらず、設定された時間帯になるとアプリ側で通知を抑制する強力な機能であるため、その影響を正しく理解し、適切に管理することが「Slack 通知 来ない PC」のトラブルを防ぐ鍵となります。
Slackチャンネルごとに通知設定が違う?個別通知の確認ポイント
Slackの通知トラブルの最も厄介な原因の一つは、全体設定ではなく、特定のチャンネルや会話ごとに設定された「個別通知設定」です。Slackは非常に柔軟な通知管理を可能にしていますが、その結果、ユーザーは意図せず重要なチャンネルをミュートにしてしまうことがあります。
1. チャンネルのミュート状態を確認する
左側のチャンネルリストを見て、通知が来ないチャンネル名の横に「スピーカーに斜線が入ったアイコン」(ミュートアイコン)が表示されていないかを確認してください。もし表示されていたら、そのチャンネルはミュートされており、全体設定が「すべてのアクティビティ」になっていても、そのチャンネルからのメッセージでは通知音やバナーは出ません(未読の赤バッジは表示されることがあります)。
チャンネルミュートの解除手順
ミュートされているチャンネルを開き、画面上部にあるチャンネル名の横のドロップダウンメニュー(下矢印)をクリックしてください。メニュー内に「チャンネルをミュート解除」というオプションが表示されるので、それをクリックしてミュートを解除します。
2. チャンネルごとの通知設定の確認
ミュートされていなくても、チャンネルごとに通知レベルが制限されている場合があります。
| 通知設定レベル | 意味 | 確認すべき状況 |
| すべてのアクティビティ | チャンネル内の全てのメッセージで通知が来る(デフォルト設定) | 最も通知を確実に受け取る設定です。 |
| @メンションとDM | 自分宛ての@メンションとダイレクトメッセージでのみ通知が来る | 重要な情報は見逃しにくいが、通常の会話は見逃す可能性があります。 |
| 通知しない | 全体設定に関わらず、このチャンネルからの通知は一切来ない | 非常に頻繁にやり取りされるチャンネルで使われます。 |
チャンネルのドロップダウンメニューを開き、「通知設定」または「チャンネル設定」→「通知設定」に進み、現在の通知レベルを確認してください。ここで「DM、メンション&キーワード」などに設定されていると、他のメンバーの通常の発言には通知が来ません。通知を受け取りたい場合は、「すべてのアクティビティ」に変更しましょう。
3. キーワード設定の活用と確認
通知設定では、特定の「キーワード」が含まれるメッセージが投稿された場合にのみ通知を出すよう設定することもできます。もし、普段の業務で重要なキーワード(例:緊急、至急、顧客名)を設定している場合、それが有効に機能しているかを確認してください。逆に、意図しないキーワードが登録されていて通知が多すぎる場合は、この設定を見直す必要があります。
これらの個別設定を適切に管理することで、必要な情報だけを確実にキャッチできる状態にすることが、「Slack 通知 来ない PC」の根本的な解決に繋がります。
会社アカウントでSlack通知が来ない時のセキュリティ設定対策
企業アカウントや大規模な組織でSlackを利用している場合、「Slack 通知 来ない PC」の原因は、個人の設定ミスではなく、企業のIT部門が適用しているセキュリティポリシーやネットワーク設定にある可能性を考慮する必要があります。これは、組織のデータセキュリティとネットワーク負荷の最適化のために行われることが多く、個人では解決できない専門的な対策が必要になります。
1. ファイアウォールとプロキシサーバーのブロック
企業ネットワークでは、外部との通信を制御するために、ファイアウォールやプロキシサーバーが設置されています。これらがSlackの通信に必要な特定のポートやドメインへのアクセスをブロックしている場合があります。
- Slackが必要とする主な通信先
SlackはWebSocket接続(リアルタイム通信)とHTTPS接続(データ転送)を使用します。特にWebSocket接続がプロキシサーバーによってブロックされると、リアルタイム通知が機能しなくなります。 - 対処法
IT部門のネットワーク管理者に連絡を取り、「Slackのリアルタイム通信に必要なドメイン(例:*.slack.comやwss-*.slack-msgs.com)とポート番号(通常は443)がファイアウォールやプロキシサーバーで許可されているか」を確認してもらってください。
2. シングルサインオン(SSO)の問題
SSO(シングルサインオン)を利用している企業の場合、認証セッションの有効期限が切れていると、Slackとの接続が不安定になることがあります。見た目にはログインしているように見えても、サーバーとの接続が断続的に切断されている状態です。
- 対処法
一度Slackから完全にログアウトし、SSOを通じて再度ログインし直すことで、認証セッションがリフレッシュされ、通知機能が回復することがあります。
3. デバイス管理ポリシー(MDM)の影響
企業がMDM(モバイルデバイス管理)ツールを使用してPCを管理している場合、そのポリシーによってPCの通知機能自体が制限されていることがあります。
- 対処法
IT部門に、あなたの利用しているPC(デバイスIDやユーザー名とともに)でのSlack通知に影響を及ぼすMDMポリシーが適用されていないか問い合わせてください。
企業アカウントを利用している場合は、個人で設定を弄る前に、これらの組織的な制限が存在しないかをIT部門に確認することが、最も迅速で安全な解決策となります。専門的な知見が必要となるため、ネットワークセキュリティの専門機関の記事を参照することも有効です。
参照元:組織向けネットワーク構成のベストプラクティスについて – 企業ネットワーク協会
VPNやウイルス対策ソフトがSlack通知をブロックするケース
PCでの「Slack 通知 来ない PC」のトラブルシューティングにおいて、見落とされがちなのが、VPN(仮想プライベートネットワーク)やウイルス対策ソフト(セキュリティスイート)といった、ネットワークの最前線で動作する外部ツールによる干渉です。これらのツールは、ユーザーのプライバシーや安全を守るために通信を精査・暗号化しますが、その過程でSlackのリアルタイム通信を誤ってブロックしてしまうことがあります。
1. VPNによる通信遅延とブロック
VPNは、全てのインターネット通信を暗号化し、リモートのサーバーを経由させるため、ネットワークにわずかな遅延(レイテンシ)を発生させます。この遅延が原因で通知が遅れることがあります。さらに、一部のVPNサービスは、特定のプロトコルやトラフィックを制限することがあり、これがSlackのWebSocket接続をブロックする可能性があります。
- 対処法
一時的にVPNを切断し、Slack通知が正常に戻るかをテストしてください。もしVPNを切断して通知が回復した場合、VPNの設定を見直す必要があります。VPNの設定で、Slackのドメイン(*.slack.com)を「スプリットトンネル」機能などでVPN経由から除外するか、VPNのサポートに問い合わせて、Slackとの互換性があるかを確認しましょう。
2. ウイルス対策ソフト(ファイアウォール機能)による誤検知
多くのウイルス対策ソフトには、外部からの不正アクセスを防ぐための独自のファイアウォール機能が搭載されています。このファイアウォール機能が、Slackのサーバーからのプッシュ通知を「予期せぬ外部からの通信」と誤認し、ブロックしてしまうことがあります。
- 対処法
- 一時的な無効化テスト
ウイルス対策ソフトのリアルタイム保護機能やファイアウォール機能を一時的に無効にして、Slack通知が届くかをテストしてください。通知が届くようになったら、原因はソフトにあると特定できます。 - Slackを例外に追加
ウイルス対策ソフトの設定画面を開き、「ファイアウォール」または「例外リスト(除外リスト)」セクションで、Slackデスクトップアプリ(slack.exeやMacのアプリケーションパス)と、Slackの通信に必要なドメインを「信頼できるアプリケーション」または「許可する接続先」として手動で追加してください。
- 一時的な無効化テスト
これらのセキュリティ対策ツールは、安全のために不可欠ですが、設定が厳格すぎると業務アプリの動作を妨げることがあります。セキュリティを維持しつつSlackの通知機能を確保するために、例外設定を適切に行うことが肝要です。
Slack 通知が来ない PCトラブルを防ぐための定期チェックリスト【まとめ】
Slackの通知トラブルは、一度解決しても、OSのアップデート、アプリの更新、または個人の設定変更によって再発することがあります。そのため、日頃から簡単なセルフチェックを習慣づけることが、「Slack 通知 来ない PC」の問題を未然に防ぎ、常に円滑なコミュニケーションを維持するための最も重要な対策となります。
この記事で解説した主要なチェックポイントをまとめた最終チェックリストを、あなたのPCのデスクトップなどに保存し、週に一度または通知に異変を感じた際に実行してください。
| チェック項目 | 環境 | 確認頻度 | 確認内容 |
| スヌーズ解除 | アプリ | 毎日/異変時 | ベルアイコンに「Zzz」や赤いバッジがないかを確認し、あればクリックして解除する。 |
| 全体通知レベル | アプリ | 月1回/異変時 | 環境設定で「すべてのアクティビティ」または「DM、メンション&キーワード」になっているかを確認する。 |
| OS 集中モード | OS (Win/Mac) | 毎日/異変時 | Windowsの「集中モード」またはMacの「集中モード」が意図せずオンになっていないかを確認し、オフにする。 |
| OS アプリ通知許可 | OS (Win/Mac) | 異変時/OS更新後 | Windows/Macのシステム設定で、Slackアプリの通知許可、バナー表示、サウンドが有効かを確認する。 |
| ブラウザ通知権限 | ブラウザ | 月1回/異変時 | アドレスバーの鍵アイコンから、Slackサイトの通知権限が「許可」になっているかを確認する。 |
| ネットワーク接続 | ネットワーク | 異変時 | PCが安定したWi-Fiまたは有線LANに接続されており、通信速度が低下していないかをテストする。 |
| 個別チャンネル設定 | アプリ | 異変時 | 通知が来ない特定のチャンネルが「ミュート」になっていないか、通知レベルが制限されていないかを確認する。 |
| VPN/セキュリティ | 外部ソフト | 異変時/ソフト更新後 | VPNを切断したり、セキュリティソフトのファイアウォールを一時停止したりして、干渉がないかをテストする。 |
| 通知スケジュール | アプリ | 月1回/勤務時間変更後 | 環境設定で設定されている通知時間が現在の業務時間と一致しているかを確認する。 |
| キャッシュと再起動 | アプリ/OS | 異変時/週1回 | Slackアプリを再起動し、問題が解決しなければPCの再起動を試みる。必要に応じてキャッシュをクリアする。 |
【まとめ】
- Slack 通知 来ない PCのトラブルは、スヌーズ、OS設定、ネットワークの3層構造で原因を特定する。
- Windowsでは「集中モード」と「通知とアクション」センターの設定が最も重要である。
- Macでは「集中モード」と「システム設定の通知」でSlackの通知が許可されているかを必ず確認する。
- ブラウザ版では、アドレスバーの鍵アイコンからサイトの通知権限を「許可」に設定し直すことが解決の鍵となる。
- デスクトップアプリの動作が不安定な場合は、関連ファイルを削除する「クリーンな再インストール」が最も効果的である。
- 通知スケジュール機能は便利だが、設定時間が現在の勤務時間と合っているか定期的に見直す必要がある。
- 特定のチャンネルだけ通知が来ない場合、そのチャンネルの「ミュート」設定と「個別通知レベル」を確認する。
- 企業環境やVPN、ウイルス対策ソフトのファイアウォール機能がSlackのリアルタイム通信をブロックしている可能性がある。
- 通知トラブルを放置すると、業務遅延やチーム内の信頼関係に悪影響を及ぼすため、迅速な対処が必要である。
- 定期的なセルフチェックリストを作成し、OSやアプリの更新後に通知設定がリセットされていないかを必ず確認する習慣をつけよう。
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