「あれ、最近MacBook Airのバッテリーの減りが早くないか…?」そう感じている方も多いのではないでしょうか。購入したばかりのころは1日中使っても余裕だったのに、いつの間にか充電器が手放せなくなっている。
実は、そのバッテリーの減りが早いと感じるのには、いくつかの明確な原因があるんです。この記事では、あなたのMacBook Airがなぜすぐにバッテリー切れを起こすのか、その理由を徹底的に解説し、今日からすぐに実践できる具体的な解決策をプロの目線でお伝えします。
【この記事で分かること】
- MacBook Airのバッテリーが減りやすい原因
- MacBook Airのバッテリーの状態を診断する方法
- MacBook Airのバッテリーを長持ちさせる方法
- バッテリーの減りが改善しないときの最終手段
MacBook Air バッテリーが減り早いと感じる主な原因
MacBook Airのバッテリーの減りが早いと感じる時、その原因はひとつではありません。あなたの使い方や、MacBook Air自体の状態、ソフトウェアの設定など、様々な要因が複雑に絡み合っています。まずは、どんな原因が考えられるのか、一つずつ見ていきましょう。ここを理解することで、より効果的な解決策が見えてきます。
バッテリーの劣化と使用年数による影響
MacBook Airのバッテリーは、いわば消耗品です。購入したばかりの頃は最大容量の100%を発揮しますが、充放電を繰り返すうちに徐々に劣化していきます。これは、リチウムイオンバッテリーの化学的な特性であり、避けられない現象です。
バッテリーが劣化すると、満タンまで充電しても使える時間が短くなり、急にバッテリーが減るように感じられます。特に、購入から数年経過している場合は、このバッテリー劣化が主な原因である可能性が高いでしょう。
バッテリーの寿命(参照元:Apple公式サイト)
Appleの公式情報によると、MacBookのバッテリーは、500回の完全な充放電サイクルを経た後も、本来の容量の最大80%を維持するように設計されています。この「充放電サイクル」とは、バッテリー容量を100%使い切るごとに1回とカウントされます。
たとえば、1日目にバッテリーの75%を使い、充電し、2日目に残りの25%を使った場合、合計で100%消費したことになり、1サイクルが完了したと見なされます。このサイクル数が多ければ多いほど、バッテリーは劣化していきます。
バッテリーの劣化を早める要因
バッテリーの劣化を早める要因は、充放電サイクル数だけではありません。高温環境での使用や、充電完了後も長時間電源につないだままにする「過充電」、バッテリー残量が0%に近い状態で放置する「過放電」もバッテリーに大きな負担をかけます。
特に、MacBook Airを常時電源につないで使用している方は、バッテリーが常に満充電に近い状態になり、劣化を早める原因になることがあります。これを防ぐため、AppleはmacOSにバッテリーの最適化充電機能(「バッテリーの状態を管理」)を搭載しています。
これは、ユーザーの充電パターンを学習し、満充電を長時間維持することを避けることで、バッテリーの寿命を延ばす機能です。この機能を有効にしているかどうかを確認することも、バッテリーを長持ちさせる上で重要です。
macOSやアプリのバックグラウンド動作が電力を消費
MacBook Airのバッテリー消費は、あなたが意識的に使っているアプリだけでなく、画面の裏側で動いているさまざまなプロセスによっても引き起こされます。たとえば、macOSの Spotlight がファイルのインデックス作成をしたり、iCloudがファイルを同期したり、Time Machineがバックアップを実行したり、とOS自体が多くのバックグラウンドタスクをこなしています。
これらは、PCを快適に使うために必要な機能ですが、その分電力を消費します。また、インストールしているアプリの中には、起動していなくてもバックグラウンドで動作し、常に通信を行ったり、通知を確認したりするものがあります。これらが知らず知らずのうちに、MacBook Airのバッテリーを蝕んでいるケースも少なくありません。
アクティビティモニタで電力消費量をチェックする方法
どのアプリやプロセスがバッテリーを多く消費しているかを知るには、macOSに標準で搭載されている「アクティビティモニタ」が非常に役立ちます。
アクティビティモニタを開く手順
- Dockにある「Finder」アイコンをクリック
- 「アプリケーション」フォルダを開く
- 「ユーティリティ」フォルダを開く
- 「アクティビティモニタ」をダブルクリックして起動
アクティビティモニタのウィンドウ上部に表示されるタブから「エネルギー」を選択すると、現在動作中の各アプリやプロセスの電力消費量を一覧で確認できます。特に「12時間分のエネルギー消費量」の列をチェックすると、過去にどれくらいの電力を消費していたかがわかります。
ここで、あまり使っていないはずのアプリが上位に表示されている場合は、そのアプリがバックグラウンドで電力を浪費している可能性が高いです。
バックグラウンドアプリの管理
多くのアプリは、起動しなくても自動的にログイン時に起動する設定になっています。これらは、特に必要なければ無効にすることで、無駄な電力消費を抑えることができます。
ログイン項目を管理する手順
- 画面左上の「Appleメニュー」から「システム設定」を開く
- 左側のサイドバーから「一般」をクリック
- 右側にある「ログイン項目」をクリック
- 不要なアプリがあれば、リストから選択し、マイナスボタンを押して削除
この作業は、バッテリー消費だけでなく、MacBook Airの起動速度を向上させる効果も期待できます。
ディスプレイの明るさ設定が高すぎる
MacBook Airのディスプレイは、非常に美しく高精細ですが、その分大きな電力を消費します。特に、明るさの設定はバッテリー消費に直結する最も大きな要因の一つです。明るさを最大に設定している場合、バッテリーの持ち時間は大幅に短くなります。
これは、ディスプレイのバックライトが発する光を強くするために、より多くの電力を必要とするからです。明るい場所では、ディスプレイの輝度を上げる必要がありますが、室内や暗い場所では必要以上に明るくする必要はありません。
ディスプレイの明るさと消費電力の関係
ディスプレイの明るさとバッテリー消費の関係は、電力の専門家も指摘するところです。多くのPCやスマートフォンのバッテリーテストでは、画面の明るさを50%に設定してテストが行われるのが一般的です。これは、明るさの設定がバッテリー消費の主要な変数であることを示しています。
たとえば、ディスプレイの明るさを100%から50%に下げるだけで、バッテリー駆動時間が20%以上改善されるというデータもあります。
自動調整機能の活用
MacBook Airには、周囲の環境光に合わせてディスプレイの明るさを自動で調整してくれる機能が備わっています。この機能を使うことで、明るすぎる設定による無駄な電力消費を防ぐことができます。
自動調整機能をオンにする手順
- 画面左上の「Appleメニュー」から「システム設定」を開く
- 左側のサイドバーから「ディスプレイ」をクリック
- 「True Tone」や「明るさを自動調整」の項目をオンに設定
この機能は、特に頻繁に場所を移動してMacBook Airを使う場合に非常に有効です。また、キーボードのバックライトも同様で、暗い場所では便利ですが、明るい場所では不要な電力消費につながります。
こちらも同様に、キーボード上部のファンクションキー(F5、F6)で明るさを調整したり、自動調整機能を有効にしたりすることで、バッテリー節約につながります。
BluetoothやWi-Fiの常時接続によるバッテリー消耗
MacBook Airは、BluetoothやWi-Fiといった無線通信機能を常に利用しています。これらの機能は、ワイヤレスマウスやキーボード、AirPodsなどのデバイス、そしてインターネット接続に不可欠ですが、常に電波を探したり、接続を維持したりするために電力を消費します。
特に、Bluetoothは、使用していないデバイスとのペアリングを維持しようとして、気づかないうちにバッテリーを消費していることがあります。Wi-Fiも同様で、Wi-Fi環境がない場所でも接続先を探し続けることで、バッテリーが徐々に減っていきます。
不要な通信機能はオフにする
BluetoothやWi-Fiを使わない場合は、積極的にオフにすることでバッテリーを節約できます。
通信機能をオフにする手順
- メニューバーの右上にある「コントロールセンター」アイコンをクリック
- 「Bluetooth」や「Wi-Fi」の項目をクリックして、オフに切り替える
たとえば、有線でインターネットに接続している時や、ワイヤレスデバイスを使っていない時は、Wi-FiやBluetoothをオフにすることで、わずかですがバッテリーの持ち時間を延ばすことができます。
ワイヤレスデバイスの影響
特に、バッテリーを内蔵しているワイヤレスデバイス(例:AirPods、Magic Mouseなど)をMacBook Airと接続している場合、これらのデバイスへの給電や通信の維持に電力が使われるため、バッテリー消費はさらに大きくなります。
ワイヤレスデバイスを使わないときは、MacBook Airとの接続を解除しておくことも一つの手です。
Bluetooth/Wi-Fiの電力消費(参照元:総務省 電波利用ホームページ)
無線通信の電力消費は、電波を発信・受信する際の電力だけでなく、電波を探したり、接続を維持したりする待機電力も含まれます。例えば、Wi-FiはSSID(ネットワーク名)のビーコン信号を常に探しているため、わずかですが電力消費が発生します。
Bluetoothも同様に、ペアリングされたデバイスとの接続維持や、新しいデバイスのスキャンに電力を消費します。これらの機能は、小さな消費電力ですが、長時間にわたって積み重なることで、無視できないレベルのバッテリー消費になります。
SafariやChromeのタブ開きすぎ問題
ウェブブラウザは、MacBook Air上で最も多くの電力を消費するアプリの一つです。特に、複数のタブを同時に開きすぎると、それぞれが独立したウェブページとして動作し、CPUやメモリを大量に消費するため、バッテリーの減りが早くなります。
これは、YouTubeなどの動画再生サイトや、TwitterなどのSNSサイトを複数のタブで同時に開いている場合に顕著に現れます。それぞれのタブで、動画が自動再生されたり、タイムラインが自動更新されたりすることで、MacBook Airは常に高負荷状態になり、バッテリーを激しく消費します。
タブ管理の重要性
タブをたくさん開くのは便利ですが、不要なタブはこまめに閉じる習慣をつけましょう。
バッテリー消費を抑えるブラウザ選び
一般的に、macOSに最適化されている「Safari」は、他のブラウザに比べてバッテリー消費が少ないとされています。これは、SafariがmacOSの省電力機能と密接に連携して動作するように設計されているからです。
特に、MacBook Airのようなバッテリー駆動時間が重要なデバイスでは、Safariをメインブラウザとして利用することで、バッテリーの持ち時間を改善できる可能性があります。
Google Chromeの省電力設定
Chromeを愛用している方も多いかと思いますが、Chromeも拡張機能などを利用することで省電力化を図ることができます。たとえば、「The Great Suspender」のような拡張機能は、一定時間アクティブでないタブを自動的に停止させ、メモリやCPUの使用量を削減します。
ブラウザのタブと電力消費の関係(参照元:Apple Developer Document)
Appleが開発者向けに公開している情報によると、ウェブコンテンツの処理は、JavaScriptの実行やアニメーションの描画など、多くの電力を消費するタスクです。
特に、バックグラウンドタブでJavaScriptが動いている場合、ユーザーが気づかないうちに電力を浪費している可能性があります。Safariは、バックグラウンドタブの動作を賢く制御することで、バッテリー消費を抑える工夫がなされています。
外部接続デバイスが消費する電力とは
MacBook Airに、USBハブや外付けSSD、外部モニターなどの周辺機器を接続して使っている方も多いでしょう。これらの外部デバイスも、MacBook Airのバッテリーから電力を供給されて動作しています。
特に、USBポートから電源を取るタイプのデバイスは、バッテリー消費に大きな影響を与えます。例えば、ポータブルHDDやSSDは、ディスクを回転させたり、データの読み書きを行ったりする際に大きな電力を必要とします。
また、USBハブも、接続されているデバイスの数や種類によっては、無視できないほどの電力を消費します。
外部デバイスの消費電力
一般的に、外付けモニターやUSBハブなど、電力が必要な周辺機器は、MacBook Airのバッテリーを急速に消費させます。バッテリー駆動で作業する際は、必要最低限のデバイスのみを接続するように心がけましょう。
電源供給付きUSBハブの活用
USBハブを使う際は、電源アダプターから電力を供給できるタイプの「セルフパワーハブ」を利用することをおすすめします。これにより、ハブと接続されたデバイスへの給電をコンセントから行うことができるため、MacBook Air本体のバッテリー消費を抑えることができます。
充電ポートとしての役割
MacBook AirのUSB-Cポートは、他のデバイスを充電する機能も持っています。スマートフォンやワイヤレスイヤホンなどをMacBook Airに接続して充電すると、その分MacBook Airのバッテリーが消費されます。バッテリーの減りを少しでも抑えたい時は、他の電源から充電するようにしましょう。
USB-C給電の規格と消費電力(参照元:経済産業省 産業標準化推進室)
USB-Cは、最大100Wまでの電力供給を可能にする「USB PD(Power Delivery)」規格に対応しています。これにより、MacBook AirのようなノートPCにも給電できますが、これは双方向の給電が可能です。
つまり、MacBook Airが他のデバイスに給電することもできます。この給電機能は非常に便利ですが、その分バッテリー消費も大きくなることを認識しておく必要があります。
macOSアップデート後にバッテリー減り早いと感じるケース
macOSのメジャーアップデート後、一時的にバッテリーの減りが早くなったと感じることがあります。これは、アップデート直後にシステムがバックグラウンドでさまざまなタスクを処理するためです。たとえば、新しいバージョンのOSに対応するために、ファイルのインデックスを再作成したり、ライブラリを最適化したりといった作業が行われます。これらの作業は、通常数時間から数日程度で完了し、その後はバッテリー消費が正常に戻ることがほとんどです。
アップデート直後のバッテリー消費 新しいmacOSにアップデートした直後は、バッテリーの減りが早いと感じても焦る必要はありません。数日様子を見て、それでも改善しない場合に、他の原因を探るのが賢明です。
アップデート後の不具合 まれに、アップデートによって特定のアプリやドライバがOSと互換性を失い、CPUを異常に消費してバッテリーを激しく消耗させるケースもあります。この場合は、アクティビティモニタでCPU消費量の高いアプリを見つけ、アップデートや再インストールを試みることで解決できる場合があります。
macOSの最適化とバッテリー(参照元:Apple サポートページ) Appleのサポートページでも、OSアップデート後のバッテリー消費について言及しています。アップデート後、数日間はバックグラウンドでの最適化が行われるため、バッテリーの減りが早くなることがあると公式に案内されています。また、macOSは、新しいバージョンがリリースされるたびに、バッテリー効率を改善するための機能が追加されることが一般的です。たとえば、macOS Montereyで導入された「低電力モード」などがそれに当たります。
MacBook Air バッテリー減り早いときの解決策5選

MacBook Airのバッテリーが減りやすい原因がわかったところで、次は具体的な解決策に移りましょう。今日からすぐに実践できる、プロが厳選した5つの方法をご紹介します。これらの方法を試すことで、あなたのMacBook Airのバッテリー駆動時間を劇的に改善できる可能性があります。
【以下で分かること】
- MacBook Airのバッテリーを節約方法
- バッテリーを改善する裏技的な方法
- バッテリー状態の判断をする方法
- 解決策を実践した後のバッテリー対策
省エネルギーモードを有効化してバッテリー節約
macOSには、MacBook Airのパフォーマンスを抑える代わりに、バッテリー駆動時間を延ばす「省エネルギーモード」が搭載されています。このモードを有効にすると、CPUの動作速度やディスプレイの明るさが自動的に調整され、無駄な電力消費を抑えることができます。
バッテリー残量が少なくなってきた時や、充電器がない場所で長時間作業したい時に非常に役立つ機能です。
省エネルギーモードをオンにする手順
- 画面左上の「Appleメニュー」から「システム設定」を開く。
- 左側のサイドバーから「バッテリー」をクリック。
- 「低電力モード」の項目をオンに設定。
この設定は、バッテリー残量に関係なく常に有効にすることもできますが、パフォーマンスが低下するため、必要な時だけオンにするのがおすすめです。
バッテリー残量に応じて自動でオンにする
また、省エネルギーモードは、バッテリー残量が少なくなった時に自動でオンになるように設定することも可能です。これにより、バッテリー残量を気にすることなく、いざという時にバッテリーが長持ちするようにできます。
ディスプレイの明るさ・キーボードバックライトを調整
前述したように、ディスプレイの明るさはバッテリー消費に大きな影響を与えます。室内で作業する際は、必要以上に明るくしないことが重要です。また、キーボードのバックライトも同様です。暗い場所でのタイピングには便利ですが、明るい場所では不要な電力消費になります。
調整方法
- ディスプレイの明るさ キーボードのファンクションキー(F1、F2)で調整するか、コントロールセンターからスライダーで調整します。
- キーボードバックライト キーボードのファンクションキー(F5、F6)で調整するか、コントロールセンターからスライダーで調整します。
不要なアプリや常駐プログラムを終了する方法
バックグラウンドで動作している不要なアプリやプログラムを終了することで、バッテリー消費を抑えることができます。特に、アクティビティモニタでCPUやGPU、エネルギーを大量に消費しているアプリを見つけたら、すぐに終了しましょう。
アプリの終了手順
- Dockにあるアプリのアイコンを右クリックし、「終了」を選択。
- 強制終了したい場合は、アクティビティモニタでアプリを選択し、ウィンドウ上部の「×」ボタンをクリック。
Safari・Chromeでタブ管理を見直す節電ワザ
ウェブブラウザのタブ管理は、バッテリー節約の鍵です。不要なタブはこまめに閉じる習慣をつけましょう。特に、動画サイトやSNSサイトのタブは、閉じるように意識するだけでバッテリーの持ちがかなり改善されます。
タブ管理の工夫
- ブックマークを活用する
後で読みたいページは、タブを開いたままにするのではなく、ブックマークに保存しましょう。 - タブをグループ化する(Safari・Chrome)
特定の目的で開いたタブは、グループ化して整理することで、管理が楽になり、不要なタブを開きっぱなしにするのを防げます。
システム管理コントローラ(SMC)リセットで改善するケース
MacBook Airのバッテリーに関する不具合は、システム管理コントローラ(SMC)のリセットによって解決する場合があります。
SMCは、電源やバッテリー、ファン、キーボードバックライトなど、ハードウェアの管理を司るチップです。SMCに一時的な不具合が発生すると、バッテリーの挙動がおかしくなることがあります。
SMCリセットの手順
SMCリセットの手順は、MacBook Airのモデルによって異なります。
チップが「Appleシリコン(M1, M2チップなど)」の場合
Appleシリコン搭載のMacBook Airでは、SMCのリセットは不要です。再起動するだけでSMCリセットの効果が得られます。
チップが「Intelプロセッサ」の場合
- MacBook Airの電源を切る。
- 電源アダプターを接続する。
- 内蔵キーボードで、左側の「Shift」+「Control」+「Option」キーと「電源」ボタンを同時に長押しする(約10秒)。
- すべてのキーを放す。
- 通常通り電源を入れる。
バッテリー診断で劣化状況を確認する手順
MacBook Airのバッテリーが本当に劣化しているかどうかは、自分で簡単に確認できます。
バッテリー診断の手順
- 画面左上の「Appleメニュー」から「システム設定」を開く。
- 左側のサイドバーから「バッテリー」をクリック。
- 「バッテリーの状態」の横に表示されている「i」ボタンをクリック。
すると、「最大容量」と「充放電回数」が表示されます。「最大容量」が80%を下回っている場合、バッテリーの劣化が進んでいると判断できます。充放電回数も参考になります。
バッテリー交換の目安
「バッテリーの状態」が「修理サービス推奨」と表示された場合は、バッテリーが著しく劣化しているため、交換を検討するべきでしょう。
MacBook Air バッテリー減り早い対策【まとめ】
MacBook Airのバッテリーを長持ちさせるためのポイントは、日頃のちょっとした工夫の積み重ねです。
- 無駄な電力消費を抑える
ディスプレイの明るさを調整したり、使っていない通信機能(Wi-Fi、Bluetooth)をオフにするなど、意識的に電力消費を抑えましょう。 - アプリの動作を見直す
アクティビティモニタを使って、どのアプリがバッテリーを多く消費しているかを確認し、不要なアプリは終了させるか、ログイン項目から削除しましょう。 - ブラウザのタブを整理する
ブラウザのタブは、必要最低限に抑えることが重要です。タブをこまめに閉じる習慣をつけましょう。 - 外部デバイスの使い方を工夫する
バッテリー駆動時は、外付けHDDやUSBハブなど、電力消費の大きい周辺機器の接続を避けましょう。 - SMCリセットを試す
ソフトウェア的な問題でバッテリーの挙動がおかしい場合は、SMCリセットが効果的な場合があります。 - バッテリーの状態を定期的に確認する
バッテリーの劣化は避けられません。定期的にバッテリーの状態を確認し、交換の時期を判断しましょう。 - 充電方法を工夫する
Appleの最適化充電機能を有効にして、バッテリーの過充電を避け、寿命を延ばしましょう。 - アップデート後の様子を見る OSアップデート直後はバッテリーの減りが早くなることがありますが、これは一時的なものです。数日様子を見てから判断しましょう。
- 低温環境での使用を避ける
リチウムイオンバッテリーは、極端な低温環境でも性能が低下します。適切な温度環境(0°C~35°C)で使用しましょう。 - パフォーマンスを重視するなら
充電器を携帯し、バッテリー駆動時間を気にせずに作業できる環境を整えましょう。
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